スライダー
スライダーを表示するためのモジュールsliderの説明を行います。V3.0.0ではスキン(cssで書かれた外観表示指定)は1つのみでしたが、V3.1.0になって増えています。標準のスライダーを表示してみましょう。以下が例題起動時の画面です。
以下のリスト3を見てください。
YUI().use("slider", function (Y) { var xInput,yInput; //水平スライダー xInput = Y.one( "#Hvalue" ); var xslider= new Y.Slider({ //(1) axis: 'x', min : 0, // 最小値 max : 100, // 最大値 value : 0, // 初期値 length: '100px', // 長さ after : { valueChange: function(){ xInput.set("value",xslider.getValue()); } } }); xslider.render( "#Hs" ); //(2) //垂直スライダー yInput = Y.one( "#Vvalue" ); var yslider=new Y.Slider({ //(3) axis: 'y', min : 0, // 最小値 max : -100, // 最大値 value : -0, // 初期値 length: '100px', // 長さ after : { valueChange: function(){ yInput.set("value",yslider.getValue()); } } }); yslider.render( "#Vs" ); //(4) }); </script> </head> <body class="yui3-skin-sam"> <h4>slider</h4><br> <div id="demo"> <h4>水平スライダー</h4> <p>Value: <input id="Hvalue" value="0"> <span id="Hs"></span> </p> <h4>垂直スライダー</h4> <p>Value: <input id="Vvalue" value="-0"></p> <div id="Vs"></div> </div> </body>
(1)と(3)はそれぞれ、水平/垂直スライダーの設定です。水平か垂直はaxisプロパティに'x'か'y'を置くことで指定できます。afterは、イベントを指定するプロパティです。afterプロパティのvalueChangeは値が変わったとき実行されます。他のイベントを以下の表に示します。
イベント | 概要 |
slideStart | スライド開始時 |
thumbMove | スライド移動時 |
valueChange | 値が変わったとき |
slideEnd | スライド終了時 |
railMouseDown | スライダー上でマウスが押された |
(2)と(4)でスライダーを表示します。スライダーの設定値の読み出しは.getValue()、書き込みは.setValue(newVal)となります。
V3.1.0でスライダーの形のサポートが増えました。増えたスライダーを図示します。