参加者たちに聞くAdobe MAXの注目ポイント~その2
株式会社リクルート 鈴木拓生 氏
(Twitter ID: @taquo)
普段のお仕事は?
インターネットの新規事業・サービスを開発するメディアテクノロジーラボに在籍しています。立場的にディレクションや企画の方が多いので、Flash Catalystでワイヤーフレームを書いたりといった作業が多いですね。
何のためにMAXに行くんですか?
昨年に続き今回で2回目になるのですが、Webで何かを作るときにAdobeの技術は避けられないと思っています。会社的な目的としては、リクルートは出版事業を行っているので、電子出版についての情報収集です。出版業界全体として、今まさに電子出版事業に乗り出すべきか否かという過渡期だと思います。マネタイズやプレイヤーの乱立など、クリアにすべき問題が多くあるので、どういう風に実施していくのがよいのかを聴いてきたいです。
また、個人的には技術的な知見・トレンドを掴みたいと考えています。Flash ProfessionalやFlash Catalystといった普段使っているツールや、マルチデバイスのAndroid周辺などに注目しています。ちょうどAdobe MAXの翌週にF-siteというイベントで発表予定なので、Flash Catalyst系のことは吸収できるだけ、吸収してきます。また、ここ最近、国内でAndroid搭載の携帯端末が発表ラッシュでしたが、どのように対応が進むのかなどを掴んできたいです。
AKABANA 有川榮一 氏
(Twitter ID: @_a1_)
普段のお仕事は?
画面設計からコンポーネント開発まで、全て手掛けています。お客さんが求めるユーザー体験を最も表現しやすく、かつ素早く作れるので、基本的にFlexを使って開発しています。C#やJavaでも同等のモノが作れるとは思いますが、時間やコストがかかるので。とりあえず、すぐ動くものを見せられるので、打合せなんかも楽ですね。
何のためにMAXに行くんですか?
今年でMAX参加は2回目になるのですが、以前出て面白かった「Flash Player Internals」という内容の濃いセッションに出る予定です。Flash Playerはどうやって表示されているとか、Flexのコンポーネントはどのように動いているとか、新しく発表されたFMS 4(Flash Media Server)といった話題が話されるセッションです。まだ詳しく見ていませんが、BlazeDSのセッションがあったら、それにも参加したいですね。また、コミュニティのブースにいる友人にも会いにいく予定です。
アドビ システムズ株式会社 轟啓介 氏
(Twitter ID: @keisuke322)
普段のお仕事は?
普段はデベロッパーマーケティングスペシャリストとして、FlexやAIRを中心に開発者のみなさんとコミュニケーションすることで、彼らに製品の情報を提供する一方、当社製品に対する日本の開発者の評価を本社に伝える仕事をしています。
Adobe MAXの見どころは?
今年のAdobe MAXは見どころがいくつがありますが、その中でも柱となるのが「マルチデバイス対応」です。
現在、次期FlexフレームワークとFlash Builderの開発を進めていますが、これらはスマートフォンへの対応を予定しています。また、Android向けAIRの開発も進んでいるので、じきに実行環境と開発環境の両方の土台がそろうことになります。これらが実現すれば、Webブラウザやデバイスという制約を越え、開発者が自分の作ったアプリケーションをどこでも動かせる、という楽しい世界が待っているのではないかと非常に期待しています。
Adobe MAX 2010ではFlexやFlash Builder、Android向けAIRのセッションが、かなりの数用意されています。ハンズオンセッションもあるので、時間が許せば私自身も参加する予定です。
Adobe MAX応援企画について
Adobeの日本法人としても、Adobe MAXは始まる前から盛り上げていきたいので、Twitterを活用した「Adobe MAX大予想企画」を予定しています。お題は後ほど。参加してくれた方には抽選で素敵なプレゼントがあります。
また、Adobe MAX開催中の2日間、基調講演の同時翻訳付きライブストリーミングを予定しています。日本時間では夜遅くになってしまうのですが、リアルタイムで日本から見てくれている方に対しては、お礼の意味を込めてTwitter関連の懸賞企画を考えています。
さらに、今年Adobe MAXツアーに参加される方々で、「MAX野郎Tweetチーム」を結成しました。彼らが現地から猛烈にTweetをしますし、Adobe MAXに行きたかったけど行けずに日本に残っている人たちにも手伝っていただいて、日米同時に盛り上げていきたいと考えています。詳細はAdobe MAX 2010の日本語版Webサイトで確認してください。私自身も、現地の盛り上がりを肌で感じたいと思っています!