サンプルをクラウド環境にデプロイ
最後に、作成したプロジェクトをGAEのクラウド環境にデプロイ(アップロード)します。デプロイの方法は通常のGAEアプリケーションの場合と全く同じです。appengine-web.xmlに、インスタンス生成時に指定したアプリケーションIDとバージョンを記入後、Eclipseのツールバーに配置されている図13のプルダウンメニューから[Deploy to App Engine…]をクリック選択して、表示されるダイアログ画面で[Deploy]ボタンをクリックすれば、デプロイが実行されます。
デプロイが完了すると、コンソールに図14のようにメッセージが表示されます。
クラウド上での動作確認
デプロイ完了後、クラウド環境での動作を確認してみます。図15はサンプルの初期表示画面で、前に登録されたメッセージが全件表示されています。
この画面から名前とメッセージを入力して[メッセージ送信]ボタンをクリックすると、図17のようなメッセージ画面が表示されて、図18のメイン画面が表示されます。メイン画面では今登録したメッセージも一覧の中に追加されて表示されています。
まとめ
以上、Google Cloud SQLの基本的な使用方法を解説してきました。Cloud SQLでは、RDB(MySQL)を使用することから、Bigtableを使用するNoSQLに比べて、on-premisesシステムからの移行が格段にやりやすくなります。また、RDBデータのExport/Import機能もサポートされており、これまで業務系には向かないと言われていたGAEもいよいよ業務系・基幹業務で使用するための環境が整ってきました。個人ユーザーの方だけでなく、企業ユーザーの方も試してみる価値があるように思います。
今回はJSPを使用しましたが、後半の次回はJQueryの非同期通信を使用した同じCRUD(登録・参照・更新・削除)処理サンプルをCloud SQLとBigtableを使用して作成してみます。またタイマーを使用して処理時間の計測も行ってみますので、NoSQLのBigtableとCloud SQLのコード記述の比較およびパフォーマンスの相違を浮き彫りにする予定です。
