Twitterは、数週間中に提供開始を予定しているTwitter API Version 1.1において、利用ルール変更の具体的な内容を17日に発表した。なお、現在提供中のv1.0からv1.1への移行期間は、v1.1利用開始より6か月の予定。
主な変更内容は、
- すべてのAPIエンドポイントの承認
- エンドポイントごとのレートリミット方式の採用
で、Twitterクライアントなどの開発者に対するルール変更も予定している。
「すべてのAPIエンドポイントの承認」については、現在のv1.0では一定のAPIエンドポイントまでであれば、承認を得ることなく利用可能だったところを、v1.1ではエンドポイントを問わず、すべてのAPI利用に対して承認が必要になる。現在OAuthを利用している場合は、v1.0の認証トークンをそのまま引き継ぎ、OAuthを利用していない場合は2013年3月までにアプリケーションを更新しなければならない。
「エンドポイントごとのレートリミット方式の採用」については、v1.0では情報のタイプを問わずリクエスト限度を1時間あたり350コールとしていたが、v1.1ではAPIのエンドポイントごとにレートを採用する。新たに採用するレートでは、基本のAPIエンドポイントは1時間に60コール以内、ツイート表示やユーザー検索などより大きなボリュームのエンドポイントを必要とするアプリケーションは1時間あたり720コールまで、としている。
Twitterクライアントなどの開発者ルールの変更では、従来の「ディスプレイガイドライン」を、@ユーザー名やリツイート、返信、お気に入りなどのアクションをはじめ、アプリケーション上にツイートを正しく表示しなければならないという、「ディスプレイに対する必要条件」とする。
また、モバイルデバイスやSIMカード、チップセットなどにインストールするクライアントアプリケーションはTwitter側の承認が必要となり、100万以上のトークンを必要とするアプリケーションを開発する場合も、Twitter側へ連絡する必要がある。
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