スターターバグ、スターターフィーチャーについて
(11:50)簡単に始められるように、スターターバグがGitHubに、スターターフィーチャーがTrelloに公開されています。スターターバグとスターターフィーチャーの説明は以下の通りです。
- スターターバグ:簡単に修正できるバグ。エディタの構造を学ぶのに最適
- フィーチャー:製品バックログとしてリストされている。それぞれ誰が作業しているかわかるようになっている。アドビが何をしているかも確認できる。
スターターフィーチャー:比較的簡単に実現できる機能。コミュニティーからの参加がしやすい。実際に対応が増え始めている。
日本語対応も始まったので期待して欲しいとのことでした。
(15:30)Bracketsには拡張機能用のAPIも用意されています。これは、実験用の機能を実装するための専用のAPIです。拡張機能という形にすることによって、標準機能の外側で動作させることができるため、より大胆な実験や実装が可能になるとのことです。
Bracketsの開発と今後
(16:30)アドビ社内のチームには7名のBrackets専任の開発者がおり、Freenode、Googleグループ、Rrackathons(集まって新機能の開発にトライする)などにおいてコミュニティを支援しているそうです。
(17:20)Bracketsはアジャイル方式で開発が行われています。毎日全てのリクエストをレビューして、2.5週間ごとに新しいリリースを公開します。さらに、外部からの貢献を内部で開発する機能よりも重視するというポリシーも持っているとのこと。
(19:25)公開して最初の4ヶ月で、既に20名の外部開発者がBracketsに取り組み始めたそうです。また、Edge製品を開発している他のチームもBracketsを使用して日々フィードバックを提供しています。
(20:35)当面のゴールは、日々の仕事に必要な機能を提供することだとLehma氏は語りました。そして将来的にはクラウドとの連携機能なども視野に入れているとのことです。それが実現すれば、クラウド上でどこでもBracketsを使える環境が手に入るかもしれません。
最後に「皆さんからの貢献を期待しています」という言葉でセッションを締めくくりました。
この連載は、ADC(Adobe Developer Connection)にて紹介されているものです。Adobe社製品の最新技術情報は、ADCをご覧ください!