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マルチプラットフォーム対応のC++Builder XE3
~ 「第24回 エンバカデロ・デベロッパーキャンプ」レポート

64-bit Windowsサポートに加え、iOS/Androidのネイティブ開発を可能にするコンパイラアーキテクチャを搭載

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2012/12/14 14:00

 エンバカデロ・テクノロジーズ(以下、エンバカデロ)は12月7日、「第24回エンバカデロ・デベロッパーキャンプ」を開催した。エンバカデロ・デベロッパーキャンプは、RAD StudioやDelphi、C++Builder、ER/Studioといったエンバカデロの開発ツールを利用するユーザ向けに、最新の技術情報を紹介する開発者向けセミナーである。今回、C++の64-bitコンパイラのリリースとともに、来年のリリースを計画しているモバイル向け開発環境の初公開が行われた。本稿では、これらの最新発表についてレポートする。

目次

マルチデバイス時代に威力を発揮するRADテクノロジー

図1 エンバカデロ・テクノロジーズ
製品担当ディレクター John Thomas氏

 午前中のチュートリアルセッション、テクニカルセッションに続き、午後からは今回のイベントに合わせて来日したエンバカデロの製品担当ディレクター John Thomas氏による製品アップデートが行われた。同氏は、1990年代からのソフトウェア開発の歴史を振り返り、WindowsやWebのみに対応すればよかった時代から、現在では、モバイルを含む多様なデバイスプラットフォームに対応しなければならない難しい時代に入ったと指摘する。

 「しかしこれは同時にチャンスでもあります。それぞれのプラットフォームが何十億とユーザーを抱えているのですから」(Thomas氏)

 特に注目すべきなのは、モバイルプラットフォームだ。現在iOS、Android、Windows Phone、BlackBerryといったプラットフォームがあるが、これらをそれぞれサポートしようとすると、別々の開発言語、開発ツール、フレームワークなどを利用しなければならない。これでは、プラットフォーム追加するたびにコストが倍増するし、バグを修正するにも、それぞれのプラットフォームごとにコードを直していかなければならない。

図2 マルチプラットフォーム化により開発コストがかさむ

 そこで、エンバカデロが提供するアプローチは、単一のコードベースによる開発だ。Windows、Mac OS XといったPC向けのデスクトップクライアントに加えて、モバイルプラットフォームをサポートすることで、コストの削減と工数の短縮が可能になる。

図3 従来の方法とエンバカデロの方法の比較

 ある事例の試算によると、エンバカデロが提供するマルチプラットフォームに対応したRAD手法を用いることで、従来5万行必要としたコードは2千行で済み、必要な工数も184人月から15人月と、劇的に短縮された。実際、コード1行あたりの単価も28.31ドルから2.26ドルに削減可能になるという。


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著者プロフィール

  • EDN編集部(イーディーエヌ編集部)

    エンバカデロ・デベロッパーネットワーク(EDN)は、ソフトウェア開発者とデータベース技術者のための技術情報サイトです。Delphi、C++Builderをはじめとする開発ツールやER/Studioなどのデータベースツールに関連する技術記事、ビデオなどを提供しています。EDN編集部は、EDN記事と連携...

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