クラウドサービス:展開されたクラウドサービスにリモートデスクトップを動的に有効
Windows Azureクラウドサービスでは、開発者はWebおよびワーカーロールのインスタンスにRDP接続できます。これはデバッグの時に便利です。
以前までは、本番にクラウドサービスを展開する前に、開発者は開発中に明示的にRDPサポートを有効にする必要がありました。
これを忘れると、本番で問題が発生し、アプリを更新するか再展開しないとRDPできませんでした(それからバグの発生を待つしかありませんでした)。
今回のリリースで、最初にアプリを展開した時にリモートデスクトップサポートを有効にしていなかったとしても、管理者が動的にリモートデスクトップサポートを構成できるようになりました。これにより、本番でのデバッグがいつでもできるようになり、RDP接続するためにアプリを再度展開し直す必要がなくなりました。
クラウドサービス上で動的リモートデスクトップを有効にする方法
クラウドサービスのすべてのロール・インスタンスに対して、もしくは1つのロールベースに対して、リモートデスクトップを動的に有効にできます。リモートデスクトップを動的に有効にするには、クラウドサービスのCONFIGUREタブで、REMOTEボタンをクリックしてください。
そうするとダイアログが表示され、リモートデスクトップを有効にでき、ログインユーザ、パスワードが指定できます。
動的に有効にすると、指定したユーザ名/パスワードでアプリにあるどのロールインスタンスにでもRDP接続できます。
Windows Azure SDK for Ruby
Windows Azureには、.NET、Java、Node.js、Python、PHP、モバイル・デバイス(Windows 8/Phone、iOS、Android)に対するSDKがすでにあります。今回、新しくWindows Azure SDK for Ruby(v0.5.0)をリリースしました。
新しいIaaS提供を使用して、すでにWindows AzureでRubyアプリケーションの構築、展開ができます。そして、Windows Azure SDK for Rubyリリースで、以下のWindows Azureサービスを使用するRubyアプリケーションの構築もできるようになりました。
- ストレージ:Blob、テーブル、キュー
- Service Bus:キュー、トピック、サブスクリプション
Rubyがインストールされているなら、gem install azureだけで、使用開始できます。
以下は、使用方法の詳細についての便利なリンクになります。
他のWindows Azure SDKと同じように、Windows Azure SDK for Rubyも、GitHubでホストされている完全なオープンソースプロジェクトです。このRuby SDKは、AppFogとMicrosoftによる合同開発です。AppFog、特に、CEOのLucas Carlson氏の開発に対する情熱とサポートにはお礼を申し上げたいです。
まとめ
今回のリリースには、より素晴らしいクラウドソリューションを構築できる多くの新機能が含まれています。
もしまだWindows Azureアカウントをお持ちでなければ、無償トライアルにサインアップして、上記機能をすぐにお試し頂けます。アプリの構築方法などの詳細は、Windows Azure Developer Centerで確認してください。
Hope this helps,
Scott
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