SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

Scott Guthrie氏 Blog翻訳

Windows Azure:Windows Azure:仮想ネットワーク、仮想マシン、クラウドサービスの改善と新しいRuby SDK

連載:ScottGu's Blog翻訳

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Site-To-SiteにソフトウェアVPNデバイスサポート

 今回のリリースで、既存の"Site-To-Site VPN"接続ソリューションにソフトウェアVPNデバイスサポートも追加しました(以前はCiscoもしくはJuniper製ハードウェアのVPNデバイスを使用しなければならなかった)。また、Windows Server 2012 "Site-To-Site"のVPNオプションをベースにした純粋なソフトウェアもサポートするようになりました。必要なのは、普通のWindows Server 2012をインストールするだけです。その後、PowerShellスクリプトを実行して、Windows Server上でルーティングおよびRemote Access Service(RRAS)を有効にし、Site-To-Site VPNトンネリングとルーティングテーブルを設定します。

 これにより、Site-To-Site VPNの完全なトンネリングが可能になり、VPNデバイスのハードを買わなくても、オンプレミスのネットワークやマシンをWindows Azureの仮想ネットワークに接続できます。

動的DNSサポート

 今回のリリースで、仮想ネットワークのDNSサーバ設定周りの更新に対する規制も緩和しました。仮想ネットワークやその中のVMを再展開することなく、仮想ネットワークのDNSサーバ設定が更新できるようになりました。

 仮想ネットワークの各VMは、DNSがマシン上で更新されると、DNS設定を更新するかインスタンスを再起動して、更新された設定を取り込みます。これにより、更新がより簡単になります。

 Windows Azureの仮想ネットワークや、その機能および可能なシナリオに興味がある方は、ここから詳細を確認できます。

仮想マシン:リモートPowerShellおよびLinux SSHプロビジョニングの改良

 先日、IaaSリリースの一部として仮想マシンサポートを一般公開したことについてお知らせしました

 今回の更新で、以下の2つの新機能を追加しました。

Windows仮想マシン上でオプションとしてリモートPowerShellが利用可能

 今回の更新で、Windows Azure管理ポータルを使用してWindows VMを設定した時に、リモートPowerShellを有効にするかどうかの設定ができるようになりました。ポータルでFROM GALLERYオプションを使用して、仮想マシンを作成した時にこのオプションが利用可能になります。

 ウィザードの最後のステップで、リモートPowerShellを有効にするオプションのチェックボックスがでてきます。

 チェックボックスを選択すると、VMはリモートPowerShellを有効にして、それを展開するためのデフォルトのファイアウォールエンドポイントを作成します。これにより、インスタンスにRDPで接続しなくても、VMがすぐに構成されて利用できるようになります。

Linux SSHプロビジョニング

 以前、Linux VMは、認証メカニズムとして、SSHキーベースの認証がオプションで、パスワードの使用がデフォルトになっているWindows Azureの使用を構成していました。お客様からのフィードバックにより、SSHキーベースの認証をデフォルトとし、SSHキーをアップロードすれば完全にパスワードを省略できるようにしました。

次のページ
クラウドサービス:展開されたクラウドサービスにリモートデスクトップを動的に有効

この記事は参考になりましたか?

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
Scott Guthrie氏 Blog翻訳連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

WINGSプロジェクト Chica(チカ)

WINGSプロジェクトについて>有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS X: @WingsPro_info(公式)、@WingsPro_info/wings(メンバーリスト) Facebook

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

Scott Guthrie(Scott Guthrie)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/7122 2013/05/09 12:00

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング