エクセルソフトは、Catalyst Developmentのインターネットアプリケーション開発ツール「SocketTools 8.0」を、7月10日に発売した。ライセンス価格は、「SocketTools .NET Edition」「SocketTools ActiveX Edition」「SocketTools Library Edition」が53970円、「SocketTools Subscription」が94920円。
「SocketTools」は、Windows用のTCP/IPネットワーキングコンポーネントおよびライブラリで、アプリケーションにファイルのアップロード/ダウンロード、Webサーバとのデータ交換、電子メールメッセージの送信、メールサーバからメールのダウンロード、リモートコマンドの実行など、インターネット機能を組み込める。
また、SSL、TLS、SSHプロトコルをサポートしているので、アプリケーションデータの暗号化と、セキュアな通信を実現する。
「.NET」「ActiveX」「Library」の3種類のエディションを用意し、異なるタイプのコンポーネントの使用や、複数のプログラミング言語で作業するなど、フレキシブルな使用に適しており、3つのエディションすべてを含む「SocketTools Subscription」も用意している。
最新版の「SocketTools 8.0」は、プロトコル標準と多数の共通拡張をサポートし、アプリケーションの特定のニーズを満たす独自コマンドを自由に実装可能で、標準接続とセキュア接続の両方をサポートする、新しいファイルおよびWebサーバコンポーネントを含んでおり、アプリケーションに特定のサーバ機能を簡単に組み込める。
また、スレッドを十分にサポートしていない、VB6などの言語に便利な、複数同時のバックグラウンド転送に対応している。
Windows XPやWindows Server 2003など、以前のバージョンのOSとの下位互換性を維持しつつ、Windows 8やWindows Server 2012をサポートしており、機能の違いはコンポーネント内部で管理されているので、ソース修正の必要はない。さらに、透過的にIPv4とIPv6の両方のネットワークをサポートする。
ほかにも、インターネットサーバコンポーネントの改良によって、アプリケーションに送信されるイベントに対応するコードを記述するだけの使いやすいフレームワークを提供し、カスタムサーバの開発を簡素化し、セキュリティ機能の強化やファイアウォールとプロキシサーバのサポート改善など、さまざまな新機能を追加している。
対応OSは、動作環境がWindows 8/7/Vista/XP(SP2)、Windows Server 2012/2008/2003(SP1)、開発環境がWindows 8/7(SP1)/Vista(SP2)/XP(SP3)、Windows Server 2012/2008/2003(SP1)。
【関連リンク】
・エクセルソフト
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