クラウドサービス:リモートデスクトップと診断
リモートデスクトップと診断は、クラウドサービスで人気のデバッグオプションです。Windows Azure PowerShellからこの2つのクラウドサービスの拡張機能が構成できるコマンドレットを導入しました。
Windows Azureクラウドサービスリモートデスクトップの拡張
- New-AzureServiceRemoteDesktopExtensionConfig
- Get-AzureServiceRemoteDesktopExtension
- Set-AzureServiceRemoteDesktopExtension
- Remove-AzureServiceRemoteDesktopExtension
Windows Azureクラウドサービス診断の拡張
- New-AzureServiceDiagnosticsExtensionConfig
- Get-AzureServiceDiagnosticsExtension
- Set-AzureServiceDiagnosticsExtension
- Remove-AzureServiceDiagnosticsExtension
以下の例は、クラウドサービスに対してリモートデスクトップを有効にする方法を示しています。
Webサイト:診断
最新のSDK更新で、Get-AzureWebsiteLog -Tailコマンドレットを導入して、Webサイトのログストリーミングが取得できるようになりましたが、今回Webサイトのアプリケーション診断を構成するコマンドレットも追加しました。
- Enable-AzureWebsiteApplicationDiagnostic
- Disable-AzureWebsiteApplicationDiagnostic
以下の2つの例は、ファイルシステムとWindows Azure Storage Tableにアプリケーション診断を有効にする方法を示しています。
SQLデータベース
以前はSQLデータベースサーバ管理者のユーザー名とパスワードを知らないと、SQLデータベースサーバでデータベースを管理できませんでした。今回、サブスクリプションに必要なデータベースサーバがあれば、管理者権限は不要になったので、管理が非常に簡単になりました。Windows Azure PowerShellで、使用したいサーバ名の-ServerNameパラメータを以下のコマンドレットに指定するだけです。
- Get-AzureSqlDatabase
- New-AzureSqlDatabase
- Remove-AzureSqlDatabase
- Set-AzureSqlDatabase
すべてのWindows Azure IPアドレスのホワイトリストにファイアウォールルールが簡単に追加できるように、-AllowAllAzureServicesパラメータもNew-AzureSqlDatabaseServerFirewallRuleに追加しました。
上記改善以外に、データベースサーバのクォータを取得したり、データベースサービスの目標を設定したりできるコマンドレットも追加しています。詳細は、以下のコマンドレットをご確認ください。
- Get-AzureSqlDatabaseServerQuota
- Get-AzureSqlDatabaseServiceObjective
- Set-AzureSqlDatabase -ServiceObjective
StorageとService Bus
その他の新しいコマンドレットには以下のものがあります。
- Storage:Azure Table/Queueに対するCRUDコマンドレット
- Service Bus:Service Bus名前空間、Queue、Topic、Relay、NotificationHubに対する承認ルールを管理するためのコマンドレット
まとめ
今回のリリースには、より優れたクラウドソリューションが構築できる素晴らしい機能が数多く含まれています。
上記の機能はすべて、Windows Azure SDK for.NET2.1リリースの一部としてリリースされており、すぐにご利用頂けます。
もしまだWindows Azureアカウントをお持ちでなければ、無償トライアルにサインアップして、上記機能をすぐにお試し頂けます。アプリの構築方法などの詳細は、Windows Azure Developer Centerで確認してください。
Hope this helps,
Scott
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