吹き出しデザインの見出し
では早速、さきほどの仕組みを利用して、サンプル7のような吹き出しデザインの見出しを作ってみましょう。まず、左右のマージンに-10pxを指定して、#wrapperから、左右に10pxずつはみ出させます。
次に:after擬似要素を使って、要素の直後に空の内容を挿入します。:after擬似要素で作ったこの空の内容に、10ピクセルのボーダーを付け、上ボーダーのみに背景色と同じ色を指定すると、吹き出し風の下向きの三角形ができます。
後は、この三角形をpositionレイアウトで配置します。このとき、#sample07にposition: relativeを指定し、次に、さきほどの三角形にposition:absoluteを指定することで、#sampleを基準として絶対配置することができます。続いて、leftやbottomプロパティで位置調整をして完成です。
#sample07 { margin: 0 -10px 40px -10px; /* 左右マージンに-10px */ padding: 10px 20px; font-size: 130%; color: #333333; background-color: #FFCCCC; position: relative; /* 基準位置を指定 */ } #sample07:after { content: ""; /* 空の内容を挿入 */ position: absolute; /* 絶対位置へ配置 */ left: 50px; bottom: -20px; height: 0; width: 0; border: 10px solid transparent; border-top-color: #FFCCCC; /* 上ボーダーのみ背景色と同じ色 */ }
箱型の見出し
サンプル8のような箱型のデザインは、:before擬似要素で、要素の直前に内容を作成し、幅を指定したうえで、border-bottomのみに色をつけることで、台形を作っています。
後は、さきほどと同じようにpositionレイアウトで、絶対配置して完成です。
#sample08 { margin: 0 -10px 30px -10px; padding: 10px 20px; font-size: 130%; color: #333333; background-color: #FFCCCC; position: relative; } #sample08:before{ content: ""; position: absolute; top: -20px; left: 0; width: 500px; /* 幅を指定 */ height: 0; border-width: 10px; border-style: solid; border-color: transparent; border-bottom-color: #FF9999; /* 下ボーダーのみ色をつける */ }