ニフティは、スマートフォンアプリ開発に特化したクラウドサービス「ニフティクラウドmobile backend」において、ゲーム開発環境「Unity」用SDKの提供を16日に開始した。あわせて、ゲームアプリ開発者向けの機能を強化し、データベース処理を高速化するインデックス追加機能や、アプリ利用者の不正行為を防ぐためのセキュリティ機能を追加する。
Unity用SDKの提供によって、Unityを使用したゲームアプリ開発において、サーバサイド機能の実装を容易にし、開発効率を向上する。提供機能は、位置情報検索機能を含むデータストアと、会員管理で、iOS/Androidに対応している。
データベースへの機能強化では、データベース機能「データストア」にデータをインデックス化して扱える機能を追加し、データベースの検索速度を大幅に向上するとともに、大量のデータを扱う大規模アプリにおける軽快な動作を実現する。なお、「カスタマイズプラン」のみでの提供で、利用料金は個別の問い合わせが必要。
セキュリティ機能の追加は、スマートフォンアプリからのリクエストを一部制限できる機能をAPIで提供し、不正な手段によるデータ登録などを防ぎ、よりセキュアな環境でのサービス提供を可能にする。また、SDK版は7月末に提供を行う。
なお、Unity用SDKや各機能の「Basicプラン」以外での利用には、別途利用料金が発生する。
「ニフティクラウドmobile backend」は、会員管理・認証やプッシュ通知など、スマートフォンアプリで共通して必要となるサーバーサイドの機能を、APIやSDKによってクラウド上で提供するmBaaS(mobile Backend as a Service)。初期費用無料、月額料金無料から利用でき、さまざまなサーバサイド機能を簡単に実装可能なので、アプリ開発者はクライアントサイドの開発に専念できる。
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