Linux開発者のリーナス・トーバルズ氏は、Linuxカーネル3.16を8月3日(現地時間)にリリースした。
前バージョンからの最大の変更点は、ARMサポートの改善で、サムソンのExynosプロセッサに代表されるARM SoCのサポートを追加している。
また、リソース利用制限のポリシーをプロセスに割り当てられるカーネル機能の1つであるコントロールグループは、階層的なグループの扱いに関して未だにいくつかの問題を抱えているものの、カーネル3.14とカーネル3.15におけるコードのマージによって大きく改善した。カーネル3.16では、標準機能として誰でも手軽に試せるようになっている。
このほか、AMD Radeon GPU向けドライバを改善するとともに、新たにデルの一部のノートPCに搭載されている落下検知センサのドライバを追加した。
【関連リンク】
・The Linux Kernel Archives(英語)
・Linux.com
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