Web Development Helperの利用
今回は使用しませんでしたが、ASP.NET AJAXの開発を行う上で非常に有効的なツールがあるので紹介します。そのツールはWeb Development Helperと言い、ASP.NET開発チームのリーダーであるNikhil Kothariさんが作成されたロギングツールです。ASP.NETの開発を進める上で、HTTP通信のやり取りや、データの送受信がどのように行われているか知っておくことで、アプリケーションの改良やバグなどに気づきやすくなります。
Web Development Helperの魅力的な機能は次のようになっています。
- AJAX技術の1つであるXMLHTTPRequestのロギング
- UpdatePanelコントロールなどの部分更新が行われた際の通信の中身の確認
- JSONオブジェクトのグラフをビューアに表示
- ログを受け取った際にImageファイルも表示
- 現在のView Stateの確認
- スクリプトエラー時のエラー情報が見やすい
- HTML DOMを見る
- キャッシュで保存された項目のチェック
なお、これらの機能はデバッグ時にフル活用できますが、公開されているWebサイトなどを見る時にも一部の機能は利用可能です。ただし、Web Development Helperは、Internet Explorer上でしか扱えないという点に注意してください。
Web Development HelperのインストーラーはWeb Development HelperのWebページからダウンロードができます。右側にある、BinariesのWebDevHelperをダウンロードしてください(図25)。
解凍後、インストーラーを実行することでWeb Development Helperのインストールが完了します。
インストールの完了後にブラウザを立ち上げて、メニューバーのツールにWeb Development Helperという項目があるので、クリックしてください(図26)。
ブラウザの下部にWeb Development Helperが立ち上がり、利用が可能になります(図27)。
まとめ
本稿ではAJAX Extensionsコントロールの解説と同時に簡単なサンプルを用いてWebページを実装してみました。気がついたかと思いますが、今回作成したWebページではAJAXの機能を実現しているにもかかわらず、1行もJavaScriptを記述していません。使っていたのはASP.NET 2.0のコントロールとAJAX Extensionsのコントロールだけです。実際に触れてみると非常に簡単に、そして楽しく実装することができます。今回は基本的な3つのコントロールの紹介しかしていませんが、十分にAJAX Extensionsの魅力が分かってもらえたと思います。ぜひ今回触れていない他のコントロールにも触れて、いろいろなWebサイトを作成してみてください。


![図26 Internet Explorerの[ツール]から選択 図26 Internet Explorerの[ツール]から選択](http://cz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/799/026_s.gif)
