拡張機能の紹介:VSCommands
VSCommandsはProductivity Power Toosと同じように、Visual Studioにさまざまなコマンドなどを追加する拡張機能です。同じく多数の機能があるため、いくつか絞って紹介します。すべての機能は上記リンクのページより参照してください。
Solution Badge
通常タスクバーでの縮小表示は、ウィンドウをただ縮小しただけのもので、複数のVisual Studioを起動していると、どのウィンドウがどのソリューションのものか分かりにくいです。VSCommandsのSolution Badge機能を有効にすると、この縮小表示が変更され、ソリューション名を判別しやすくなります(図29)。
Code Block End Tagger
ある程度長いクラスやコードを書いていると、クラスやメソッド、foreachといったブロックの終わりが、どのブロックのものか分かりにくくなります。Code Block End Tagger機能はブロックの終わりにそのブロックの概要を表示し、クリックすることでジャンプもできます(図30)。
Solution Explorer拡張
ソリューションエクスプローラー上で実行できる、以下のようなコマンドを追加します。
Compare Files
2つのファイルを比較し差分表示します。
Copy/Paste Reference
「参照」の中のdllファイルなどの参照情報を、プロジェクト間でコピー&ペーストします(Productivity Power Toolsにも同様の機能があります)。
Copy/Paste Link
単一のファイルを複数のプロジェクトで共用したいとき、そのファイルへの「リンク」をコピーしてプロジェクトに追加します。Visual Studioの基本機能では「既存項目の追加」で行える「リンクとして追加」という機能に該当します。
Group Files
複数のファイルをグループ化および解除できます。Visual Studioの基本機能では、例えば、Windows フォームアプリケーションでフォームのデザイナーが生成する「Form1.designer.csファイル」と分離コードの「Form1.csファイル」をグループ化するために使われている機能を簡単に使えるようにするための機能です。この機能を使うと、部分クラスなどを用いて複数のファイルに分けた同一クラスのファイルをまとめて管理することができます。