プロジェクトの作成
Cocos2d-xのセットアップが正常に完了すると、コマンドラインツールより「cocos new」コマンドを利用することができます。このコマンドを利用しプロジェクトを作成します。このコマンドにはいくつかオプションがあります。主なオプションを紹介します。
| オプション | 説明 |
|---|---|
| -l | 開発言語(cpp、lua、jsから選択。それぞれC++、Lua、JavaScriptを意味する) |
| -d | プロジェクトフォルダの指定 |
| -p | パッケージ名 |
| -h | ヘルプ(他にも多くのオプションがあるので、こちらで確認して下さい) |
それではプロジェクトを作成しましょう。下記は、サンプルとしてMacの結果を示していますが、WindowsやLinuxでも同じ手順になります。今回は、ユーザの「書類 (Documents)」フォルダに「NewProject」を作成します。
(1)プロジェクトを配置する「書類(Documents)」フォルダにて「cocos new」コマンドを実行します。ここではプロジェクト名に「NewProject」を、開発言語に「cpp (C++)」を指定しています。
$ cocos new NewProject -l cpp
(2)1分ほど待つとプロジェクトが作成されます。ログを見ると、テンプレートプロジェクトである「HelloCpp」をコピーし「NewProject」に変更していることがわかります。このテンプレートプロジェクトは誰でも作成することができます。
プロジェクトの実行
プロジェクトが作成できたので、まずは何の変更も加えず実行してみましょう。ここではコマンドラインツールより「cocos run」コマンドを使用し実行します。このコマンドにはいくつかオプションがあります。主なオプションを紹介します。
| オプション | 説明 |
|---|---|
| -p | プラットフォーム(android、ios、win32、mac、……など) |
| -m | モード(debug、release) |
| -h | ヘルプ(他にも多くのオプションがあるので、こちらで確認して下さい) |
それではプロジェクトを実行します。下記は、サンプルとしてiOSで実行する結果を示していますが、他のプラットフォームでも同じ手順になります。
(1)プロジェクトフォルダに移動し、「cocos run」コマンドを実行します。ここではプラットフォームに「ios」を指定しています。
$ cd NewProject $ cocos run -p ios
(2)プロジェクトの初回起動時は、5~10分のビルド時間が必要になります。2回目以降は変更があった箇所のみビルドしますので、短時間で処理が完了します。ビルド処理が完了すると、次のように「BUILD SUCCEEDED」と表示されます。
(3)ビルド処理の完了と共にアプリが起動し、Hello Worldが表示されます。
まとめ
今回は、Cocos2d-xの概要・メリットを紹介しました。また、プロジェクトを作成し実行する手順についても紹介しました。次回からは、一本のゲームを作成しながら、Cocos2d-xの基礎を学んでいきましょう。

