step-4: ページ移動に付随させるパラメータ
UWPアプリのUIは紙芝居方式なものですから、ページが切り替わると前のページは見えなくなります。元ページのデータが見えなくなると困るシチュエーションでは、元ページから移動先ページへデータ(パラメータ)を引き渡すことができます。やってみましょう。
MainPage.xamlに置いたButtonのすぐ上に入力フィールドとしてTextBoxを配置し、名前をMessageとしましょう。Page2への移動時にここに入力された文字列をPage2に引き渡します。

MainPageのButtonクリックに反応するイベントハンドラ内で呼び出すNavigateTo()の第2引数に、Messageに入力された文字列を与えておけば、これを移動先まで連れてってくれます。

MainPageから連れてきた文字列をPopupダイアログに書いてみます。

追加したOnNavigatedTo()内でPopupダイアログを表示するわけですが、UWPではPopupダイアログの[閉じる]ボタンが押されるまで「ベタ待ち」することができません。ユーザーからの入力待ちやファイルのオープン/読み書きなどなど、完了までに時間のかかりそうな処理は非同期に行われます。末尾に~AsyncのついたAPIはすべて非同期です。非同期処理はその完了を待つことなくすぐさま呼び出し元に返ってきます。非同期メソッドの処理はUIをつかさどるスレッドとは異なる別のスレッドで行われます。非同期処理が終わってからでないと始められない後続処理は、非同期処理の開始時に「終わり次第引き続いてやること」として登録しておくことになります。
C#だとasync~awaitを用いて簡単に書けるのですが、C++/CXでは<ppltasks.h>を#includeしたうえでcreate_task()~then()とlambda式を用いた少々ややこしい実装です。

concurrency::create_task(~) によって、その引数に与えられた処理を別スレッド内のタスクとして実行します。message_task.then(~)に与えられた処理(lambda式)はタスク終了時に行う処理です。

ぱっと見、何やってんだか分かりづらいのですけれど、UWPでは非同期処理がいたるところで使われるので慣れてもらうしかありませんです。C++でもC#のasync~awaitみたいに書けるよう、言語仕様/ライブラリを拡張する提案がなされているらしいのですが……。
