米Synopsysは、ソースコードに潜むセキュリティ脆弱性や品質上の問題への対応を強化した、ソフトウェア静的解析自動化ソリューションの最新版「Coverity 8.0」を、1月5日(現地時間)に発売した。
「Coverity 8.0」は、従来のC、C++、C#、JavaScript、Objective-C、Objective C++に加えて、新たにPHPとPythonに対応している。また、Visual Studio 2015、gcc、clangといったコンパイラに対応する。
デスクトップ解析では、Visual Studio 2015、IntelliJ IDEA、Android Studioに対応し、柔軟性、設定の容易さ、旧バージョンとの互換性を改善した。テスト機能では、WindowsおよびARM Linux向けに、C/C++の関数カバレッジのための軽量な計測を新たに搭載するほか、リモートのLinux向けC/C++アプリケーションに対するテストケースの可視化の改善を行っている。
使い勝手の面では、新たなKerberosシングルサインオンに対応し、Coverityウィザードと証明書管理を改善するとともに、プラットフォームの設定、管理、メンテナンスをより柔軟にした。
このほか、Visual StudioおよびEclipse IDEプラグインにおけるMISRAのサポート追加や、TFS 2015 SCM、Coverity ConnectのBugzilla統合、Windows 10/Mac OS X 10.11/OpenJDL 1.8の解析への対応、SSL証明書の設定の改善など、多彩な機能追加、改善が行われている。
【関連リンク】
・Synopsys
・「Coverity 8.0」
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