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IoTをかじってみよう

IoTをかじってみよう(4)
~PHPアプリケーションをクラウド上のDockerコンテナで稼働させる

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 前回は、mbedのアプリケーション開発から、開発環境でのPHPアプリケーションの開発、稼働確認まで行いました。今回はIBM Bluemix上のコンテナ技術であるIBM Containersに、開発したPHPアプリケーションを載せて動かします。

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 以下に構成図を示します。

図1 アプリケーション概要2(前回の図11を再掲)
図1 アプリケーション概要2(前回の図11を再掲)

DockerHubからのプル

 ローカルの開発環境に前回作成したコンテナイメージ(susumutani3/iotkaji:v4)があるかどうかを確認します。

$ sudo docker images

 なければ、DockerHubからプルしてきます。

$ sudo docker login
$ sudo docker pull susumutani3/iotkaji:v4

IBM Bluemixへのログイン

 いよいよIBM Bluemixへアップロードするための準備を開始します。ブラウザでIBM Bluemixのコンソール画面を開いて「無料で開始」をクリックします。第2話でIBM IDを登録する方法を解説していますので、ここでは「既にIBM IDをお持ちの場合」のケースを示します。

図2 Bluemixコンソール画面
図2 Bluemixコンソール画面

補足

 第2話で使用したIoTFの画面からもIBM Bluemixへアクセスできます。IoTFのページの中ほどにある「BLUEMIXの起動」というリンクをクリックすると、前述のIBM Bluemixのコンソール画面が新しいタブに表示されます。

図3 BLUEMIXの起動
図3 BLUEMIXの起動

 コンソール画面から「無料で開始」をクリックすると「Bluemixに登録」の画面が表示されますので、「既にIBM IDをお持ちの場合」をクリックします。

図4 Bluemixに登録画面
図4 Bluemixに登録画面

 IBM ID用のBluemix登録画面が表示されます。

図5 Bluemixに登録画面IBM ID用
図5 Bluemixに登録画面IBM ID用

 電話番号とE-mailアドレスを入力してアカウント作成します。これで、IoTFと同じIBM IDでBluemixへログインすることができます。

 改めて、Bluemixログイン画面からログインするとダッシュボードが表示されます。画面左にある「スペースの作成」をクリックして、スペースを作成します。スペースとは、IBM Bluemix上で組織に対してアプリケーション、サービス、およびユーザーをグループ化するためのものです。Bluemixでは、Bluemix内で固有の名称の組織を作成して、メンバーとスペースを割り当てて、スペースとアプリを関連付けて管理します。

 無料で使用する場合は、組織がメールアドレスを基に自動で作成されて追加などはできません。自動で作成された組織の中に例えば、開発環境としてdevスペース、テスト環境としてtestスペース、実稼働環境としてproductionスペースを作成できます。ここでは「iotkaji」という名前のスペースを作成します。

図6 Bluemixスペース作成
図6 Bluemixスペース作成

 Bluemixのダッシュボードから、右上の◎を選んで「組織の管理」を選択します。

図7 組織の管理画面
図7 組織の管理画面

 するとスペースや組織のユーザーと役割が選べますので、iotkajiスペースの自分のIDに開発者ロールをチェックします。

図8 スペースのユーザー画面
図8 スペースのユーザー画面

 ここまでがブラウザでの作業です。

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この記事の著者

谷口 督(日本アイ・ビー・エム株式会社)(タニグチ ススム)

2000年問題対応の時期にIT業界に入り、それ以来UNIX系のインフラ構築を担当。最近の関心事は、そろそろ出てきそうな画期的なテクノロジー探しや世の中が良くなるためのもの作りです。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/9186 2016/02/03 14:00

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