Tessel 2開発ツールのインストール
Node.jsの環境が整ったら、いよいよTessel 2の開発ツールのインストールです。
npmコマンド
コマンドプロンプトを開き、次のコマンドを入力します。Tessel 2の開発ツールは、npmを利用してインストールします。npmとは、Node Package Managerの略で、Node.js用のパッケージモジュールを管理するためのツールです。
> npm install -g t2-cli
インストールが終了したら、Tessel 2を付属のUSBケーブルでPCに接続します。Windows 10であれば、自動的にドライバがインストールされるはずです。また30秒程度でTessel 2も起動しますので、次のコマンドで、PCから認識されているかどうか確認します。
> t2 list
このコマンドは、USBまたはWiFiで接続されたTessel 2の一覧を表示します。次のように出力されれば認識されています。
INFO Searching for nearby Tessels... USB Tessel-XXXXXX
Tessel-XXXXXXの部分が、Tessel 2を識別するデフォルトの名称です。ただ、少しわかりにくいので、renameコマンドを使って好きな名前に変えてみましょう。
> t2 rename Tessel-WINGS > t2 list INFO Searching for nearby Tessels... USB Tessel-WINGS
これで、Tessel-WINGSという名前になりました。
WiFi接続
Tessel 2では、標準でWiFiによるLAN接続が可能です。WiFiに接続するには、次のコマンドを入力します。
> t2 wifi -n WiFiのSSID -p パスワード
WiFiの設定自体は、Tessel 2本体に保存され、次回の起動時には自動的に接続するようになります。WiFiの接続状況は、Tessel 2のオレンジ色のLEDでわかります。データが流れていると点滅します。
AUTHORIZE
WiFi経由でTessel 2を操作する場合、操作するPCをTessel 2に設定しておく必要があります。次のコマンドを実行しましょう。
> t2 provision INFO Looking for your Tessel... INFO Connected to Tessel-WINGS. INFO Creating public and private keys for Tessel authentication... INFO SSH Keys written. INFO Authenticating Tessel with public key... INFO Tessel authenticated with public key. > t2 list INFO Searching for nearby Tessels... USB Tessel-WINGS LAN Tessel-WINGS
これで鍵が生成されてSSH接続が可能になります。
UPDATE
次に、Tessel 2のファームウェアをアップデートしておきましょう。新しいファームウェアがあれば、ダウンロード、インストールを自動で行います。
> t2 update