Gartnerは、北米、欧州、アジア太平洋地域においてフルタイム従業員が250名以上在籍する組織のITアプリケーションリーダー360名を対象に、生成AIおよびエージェント型AIが企業アプリケーションに与える影響を5月~6月に調査し、10月2日にその結果を発表した。
まず、完全自律型AIエージェント(人間の監督を必要としない、目標主導型のAIツール)を検討、試験運用、導入しているITアプリケーションリーダーは、全体の15%となった。
導入率が15%に留まった背景について同社は、ベンダーが提供するセキュリティ、ガバナンス、ハルシネーション防止策への信頼の欠如と、組織がそうしたソリューションを受け入れる準備が整っていない懸念を挙げる。
調査では、ベンダーのハルシネーション防止能力を高く、または完全に信頼している回答者はわずか19%で、回答者の74%はAIエージェントが新たな攻撃経路になると考えている。また、適切なガバナンス体制が整っていると強く同意した割合も13%だった。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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