キンドリルは10月20日(現地時間)、第2回目となる年次の「Kyndryl Readiness Report(キンドリル・レディネス・レポート)」を発表した。
同レポートは、21カ国3,700名の経営幹部および意思決定者を対象とした調査データと、AIを活用したキンドリルのオープン統合デジタルビジネスプラットフォームであるKyndryl Bridgeの知見を統合したもの。
まず、AIの投資については、54%の企業が「プラスの効果を得ている」と回答した一方、同レポートでは62%の企業は依然としてAIプロジェクトのパイロット段階から先に進めていないことに言及。
また、回答者の87%はAIが12カ月以内に組織内の業務を「完全に」変革するになると話す一方で、従業員がAIテクノロジーを効果的に活用する準備が整っていると応えたのは29%に留まった。さらに、「組織そのものがイノベーションを阻害している」(48%)「意思決定が遅すぎる」(45%)と、企業文化の障壁にも直面していることが明らかになった。
続いて、クラウド導入に関しては、企業がデータの保存・処理・アクセス・保護に関する場所と方法を再考し始めていると指摘。実際に、4人に3人の経営幹部は、グローバルなクラウド環境でのデータの保存と管理に伴う地政学的リスクを懸念しており、65%がこれに対応してクラウド戦略を調整していることが明らかになった。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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