Unity Technologiesは、Webベースの新しい3Dデザインエディタ「Unity Studio」(旧称:Unity Lite)を11月5日に発表し、ベータ版の参加登録受付を開始した。
「Unity Studio」は、プログラミングや複雑なワークフローを必要とせず、誰でも直感的に3Dコンテンツを構築・共有できることを目指したWebエディタ。重いソフトウェアのインストールは不要で、ブラウザ上で動作する。
主な機能と特徴は以下の通り。
- ノーコードでの制作:ドラッグ&ドロップ操作でアセットを配置し、ロジックエディタを使用してシーン間の遷移やインタラクション(相互作用)を構築できる。
- Webブラウザからの利用:特別な開発環境をセットアップすることなく、Webブラウザからすぐにアクセスして利用可能。作成した3DアプリケーションはWebリンクで即座に共有でき、PCやモバイルなどデバイスを問わずレビューや体験ができる。
- 既存データとエコシステムの活用:CADやBIMなどの3Dデータをインポートできるほか、Unityの「Asset Manager」や「Asset Transformer」と連携し、既存のアセットパイプラインに接続可能。
- 多様なユースケース:製品コンフィギュレーター、トレーニング用アプリ、HMI(ヒューマンマシンインターフェース)のプロトタイプ、ウォークスルー動画など、産業用途を含む幅広いシーンでの活用が想定されている。簡易なタイムラインアニメーション機能も備える。
現在公式サイトにてベータ版への参加登録を受け付けている。ベータ中、すべてのユーザーが無料で利用することができ、一般提供のタイミングで価格が発表される予定。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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