『絵で見てわかる量子コンピューターの仕組み』は、複雑な仕組みを持ち、複数の種類がある量子コンピューターについて基本から解説した1冊です。
本書では量子コンピューターが注目される背景や未来像から紹介し、量子ビット、量子ゲート、量子回路、量子アルゴリズムなど量子コンピューターを形作る主な要素についてイラストを交えて解説。
これまで古典コンピューターでは解決が難しかった問題をいかに解決しうるのか、そもそも何ができるのかも説明していきます。
いよいよ実用化、そして販売にも勢いがついてきた量子コンピューターを一足早く理解しておくのに役立つ本書、最低限の知識だけでも身につけておきたい方におすすめです。
目次
第1章 量子コンピュータ入門
1.1 量子コンピュータって何?
1.2 量子コンピュータの基本
1.3 量子コンピュータの未来像
第2章 量子コンピュータへの期待
2.1 古典コンピュータが苦手な問題とは?
2.2 量子コンピュータが活躍する問題とは?
2.3 注目の背景
第3章 量子ビット
3.1 古典ビットと量子ビット
3.2 量子力学と量子ビット
3.3 量子ビットの表し方
第4章 量子ゲート方式
4.1 量子ゲートとは?
4.2 量子ゲートの働き
4.3 量子ゲートの組み合わせ
第5章 量子回路入門
5.1 量子テレポーテーション
5.2 高速計算の仕組み
第6章 量子アルゴリズム入門
6.1 量子アルゴリズムの現状
6.2 グローバーのアルゴリズム
6.3 ショアのアルゴリズム
6.4 量子古典ハイブリッドアルゴリズム
6.5 量子コンピュータを取り巻くシステム
第7章 量子アニーリング
7.1 イジングモデル
7.2 組合せ最適化問題と量子アニーリング
7.3 シミュレーテッドアニーリング
7.4 量子アニーリング
第8章 量子ビットの仕組み
8.1 量子ビットの性能指標
8.2 量子ビットの実現方式
8.3 超伝導回路
8.4 トラップイオン/冷却原子
8.5 量子ドット―シリコンスピン―
8.6 ダイヤモンドNVセンター
8.7 光を用いた量子ビット
8.8 トポロジカル超伝導体