本稿では、Java SEの標準機能だけを使った帳票印刷の方法を解説します。前回はJava側に用意された用紙サイズに一部不備と思われる部分があることを指摘しましたが、今回はプリンタ(ドライバ)から対応可能な用紙サイズを取得することを試みます。用紙選択の話を早く済ませて印刷プレビューや、文字の均等割付などの話に進みたいところですが、乗りかかった船ですので説明いたします。A4やA3や葉書への印刷しか必要ないという方には用のない話ですが、プリンタの検索と選択が可能になり、特に長形3号封筒への印刷ができるようになります。
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安達 順一(アダチ ジュンイチ)
私立高校に理科・情報の教員として勤めていました。Linuxサーバー/クライアントの授業システムを作り、移動プロファイルで運用していました。教員用にもLinuxサーバーを用意し成績処理プログラムを書きました。情報の学校設定科目ではウェブページ制作とjavaのプログラミングの初歩の授業を作りました。情報...
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