LayerXは、ブロックチェーンの社会実装に係る次世代のプライバシー保護技術である「Anonify(アノニファイ)」の、ホワイトペーパーおよびソースコードを6月4日に公開した。
「Anonify」は、プロセッサのセキュリティ機能であるTEE(Trusted Execution Environment)を活用したブロックチェーンのプライバシー保護技術で、複数の企業や組織が共同で利用する共通基盤として、秘匿性と監査性を両立しつつ幅広いアプリケーションの実現を可能にしている。
ブロックチェーンの活用を進めていくにあたっては、以下のようなプライバシー関連の課題に直面する。
これに対し、これまで提案されてきた以下のようなプライバシー保護技術では、上記のような複合的な課題を解決できず、ブロックチェーン適用のユースケースが限定的になってしまっている。
「Anonify」は、これらの課題を複合的に解決する機能の提供によって、幅広いアプリケーションへの応用を目指す。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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