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言語と非言語に分けて考える プロダクトのブランドバリューを構成する10個の価値基準とは

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 ここからは各項目ごとに詳細をお伝えしていきます。

言語領域の価値基準7つ

  1. ミッション(意味的価値)
  2. ビジョン
  3. プロダクトの原体験
  4. コアバリュー(戦略ポジショニング)
  5. 機能的ベネフィット
  6. 心理的ベネフィット
  7. ファクト

 この7つをベーシック編とコア編のふたつに分けてまとめ、このようなシートにします。

1. ミッション

プロダクトが社会やユーザーに対して何を提供する存在かを示す概念として定義するものです。「なぜ我々は、何に取り組む必要があるのか」を考え、まとめます。ミッションは、長期的なリードタイムを見据えたアクションであり、事業の方針、戦略そのものです。

私が所属するLAPRASという会社のミッションは、「すべての人に最善の選択肢をマッチングする」こと。現在LAPRASは、AIとクロール技術でエンジニアの能力を可視化し、転職したい人と企業の求人採用のマッチングを行っています。HRの求人だけにとどまらず、「あらゆる分野のマッチングをAIテクノロジーで実現すること」が企業の存在意義としています。

2.ビジョン

先述したように、未来になりたい姿や叶えたい社会を一文でまとめたものです。ちなみにLAPRAS社では、「あらゆる人にとってミスマッチのない世界」をビジョンに掲げています。

3. プロダクトの原体験

ユーザーがはじめてプロダクトに触れた時、記憶する体験を文章でまとめます。

もっとも利用してもらいたいユーザーを主人公とし、プロダクトを認知する話題やきっかけ、触れる前の期待値と実際にプロダクトを利用した時の感情を書き出していきます。ユーザー目線で具体的な体験をイメージすることで実装する際のモデルケースを作り、体験設計の下敷きとして活用していきます。日常的に繰り返し利用してもらうことで、ブランドを利用する魅力や意味を実感し続けられるかユーザー体験であるかどうかを検討する際にも役立つでしょう。

さらに、社外のパートナーやユーザーにサービスの魅力を紹介する時に、一貫したストーリーとしてユーザー体験を伝えることも可能となります。既存のプロダクトにおいても理想と現実、それぞれにもとづく原体験のギャップを洗い出してみると、価値が伝わらない要因などが見えてくるかもしれません。

 次は、5と6の「機能的ベネフィット」、「心理的ベネフィット」のふたつについてまとめて解説します。4の「コアバリュー(戦略ポジショニング)」はそのあとに触れていきます。

この記事の続きは、「CreatorZine」に掲載しています。 こちらよりご覧ください。

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https://codezine.jp/article/detail/13413 2020/12/25 08:00

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