米Microsoftは、AzureにコードリポジトリからフルスタックのWebアプリを自動でビルド~デプロイできるサービス「Azure Static Web Apps」の一般提供を、5月12日(現地時間)に開始した。製品を簡単に探索可能な無料プランや、エンタープライズレベルの機能とサービスを提供する標準プランが含まれている。
Azure Static Web Appsの利用によって、本番アプリ向けのグローバルに配布されたコンテンツや、コードからクラウドまでのカスタマイズされたCI/CDワークフロー、自動プロビジョニングされたプレビュー環境、カスタムドメイン構成と無料のSSL証明書、さまざまな認証プロバイダへの組み込みのアクセス、ルートベースの承認、カスタムルーティング、Azure Functionsを利用したサーバレスAPIとの統合、Visual Studio Codeのカスタム拡張機能、ローカル開発用のCLIといった、高い生産性を実現する機能を利用できる。
GitHubおよびAzure DevOpsの両方との連携に対応しており、DevOps構成なしでコードが変更された場合でも、アプリケーションを最新の状態に保つことが可能で、コミットとプルリクエストはアプリケーションをビルドしてAzureにデプロイするためのカスタマイズされたワークフローをトリガする。また、プルリクエスト用にプレビュー環境が作成され、マージする前に変更を簡単に検証できる。
さらに、Azure Functionsとの統合によって、サーバレスAPIエンドポイントを使用したアプリケーションを簡単に拡張することが可能で、既存のAzure Functionsプロジェクトをインポートして、APIとして使用することもできるので、Azure Functionsが提供するトリガ、バインディング、拡張機能のフルセットを使える。また、きめ細かなルートセキュリティで認証フローを使用可能であり、独自の認証プロバイダを持ち込んで、Azure Static Web Appsと統合することもできる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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