柔軟な勤務が可能で、着実にスキルを高められる環境
顧客とともにEC事業を成長させていくコマースメディアには、大企業からさまざまな相談が来ており、自社のサイトもある。そして日本国内市場だけでなく、海外にも商品を届ける越境ECも行っている。さらに、勤務時間を柔軟に調整できる環境も整備されている。エンジニアがじっくり腰を据えてさまざまなチャレンジができる職場なのだ。関氏は、自分のライフステージを考えて転職を決意したという。
「まだ子供が小さいので、育児もしながら勤務できる環境を重視していました。そこでタイミングよく井澤から声がかかったというのが転職の背景です。子供の面倒を見なければならないときや、保育園からの呼び出しなどあっても勤務時間を柔軟に調整できる点も魅力に感じました。また、エンジニア組織の立ち上げにも携わることができ、フロントエンドだけで解決できない問題をクリアしていくというチャレンジができる点も転職の動機となりました」(関氏)
同社のメンバーは30代後半から40代が多い。結婚して子供が生まれるなど、家庭環境の変化が生じる年代だ。その変化に応じた働き方を意識した柔軟な勤務体制を敷いている。関氏もエンジニアとしての技術のみならず、生活と仕事のバランスに加え、さらに組織づくりへの意欲など、着実なキャリアステージアップができる環境として魅力を感じたのだ。
このようにチャレンジできる分野で働きやすい環境を整備しているコマースメディアのメンバーに求められるのは、受託の案件であっても、ECサイトとしてのビジネスの成果を上げること。そのためには顧客や開発部門をはじめ、関係者と円滑に連携できる力も必要となる。
井澤氏は「お客様に言われるままに作ってしまって、失敗するパターンはよくあります。私たちは、ビジネスパートナーとして、リスクや別の選択肢などを示してより良いものを提供する提案をします。相手の欲しいものと自分が提供したいものを表現できるコミュニケーション力は重要です。そのためには他者へのリスペクトができるかどうかは重要です」と述べた。
エンジニアには、黙々とプログラムを書く人もいれば、上流工程から顧客とコミュニケーションをとる立場にいる人もいる。コマースメディアにおいて求められるエンジニア像について関氏は「技術ひとつで食べていくのが厳しいと考えるエンジニアさんも多いと思います。コマースメディアは、ご自身のバックグランドにECを掛け合わせることで、確実にステップアップできる会社だと思っています。Shopifyの技術など取得したいスキルを取り込んで新しいものを提供していきたいです」と付け加えた。
関氏は、同社のエンジニアのスキルとしては、HTML、CSS、JavaScript、jQueryなどフロントエンドの基礎的な部分がある程度わかることが前提で、バックエンドはPHP、Ruby、Pythonなどさまざまな言語を使って開発することができるため、自分の習得したい技術、得意な技術を選択して対応可能だと説明した。加えて、Shopify関連のドキュメントや記事が英語が多いため、それらを読み理解するために英語のスキルも求められるとした。
ECのすべてを提供するコマースメディアでは、これからオンラインのみならず、実店舗と連携したソリューションも提供する。加えて海外へも販路を拡大できる越境ECにも力を注いでいく予定だ。井澤氏は、そのためのバックエンドエンジニアリング組織の強化にあたって次のようにコメントした。
「弊社では、家庭も大事にしながら、お客様の成功を自分の幸せとして感じられる人を求めています。これからはリアル店舗のデジタル化や海外展開の拡大も考えています。弊社でのECの経験で身につけたものは、たとえ転職したとしても絶対に役立ちます。少しでも興味があれば、ぜひコンタクトをとってもらえると嬉しいです」