オープンソースのWebアプリケーションフレームワーク「Ruby on Rails」の開発チームは、最新バージョンとなる「Rails 7.0.4」を9月8日(現地時間)に公開した。合わせて、「Rails 6.1.7」と「Rails 6.0.6」も公開した。
「Rails 7.0.4」では、大きな機能追加はなく、不具合や脆弱性の修正を主な目的としている。主な修正点としては、RedisキャッシュストアがRedis 5.0と互換性を持つようになった点のほか、Active Modelのコード生成時に2つのメソッドがそれぞれ似たような名前を作り出し、そのうちの1つが誤って再利用されてしまい、名前衝突を起こしていた問題を修正した点などが挙げられる。
またActive Recordでは、「ActiveSupport::HashWithIndifferentAccess」でシリアライズしていたものを、「ActiveRecord::Store」で標準のハッシュとしてシリアライズするようになった。そして、PostgreSQL向けにタイムゾーンを区別するデータ型「timestamptz」が加わった。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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