Snykは11月8日に開催した「Snyk Launch 2022」にて、企業のDevSecOps推進を成功に導く新機能を発表した。今回発表した内容は同社が開発者向けセキュリティプラットフォームを拡張し、より多くの企業がDevSecOpsのメリットと開発・運用・セキュリティチーム間で効果的なコラボレーションを活用するための技術となる。
Snykは、開発者に向けて設計された包括的なクラウドセキュリティソリューション「Snyk Cloud」の一部提供を7月に米国で開始した。Snyk Cloudは、コードとクラウドの間のフィードバックループを通じて、安全なデプロイメントを作成するための統一プラットフォームとポリシーエンジンを提供する。開発者は、デプロイ前にクラウドを保護し、実行中にセキュリティ上の整合性を維持することが可能。加えて、コードを修正する際に正確な場所を評価し、優先順位を付けることができる。日本でも近日中に正式提供を予定している。
また、その他にも以下の新機能を発表している。
サプライチェーンセキュリティの新機能
新しいSBOM機能により、ソフトウェアサプライチェーン全体を可視化することが可能になる。
- デベロッパーファーストのAPIおよびCLI:SBOMの生成により、信頼できる唯一の情報ソースの作成、ソフトウェアサプライチェーン全体の包括的な可視化が可能
- SBOM チェッカー:標準的なSBOMをスキャンして、セキュリティの脆弱性を特定
- Bomber Integration:オープンソースのアプリケーションであるBomberを使用してSBOMをスキャンし、Snyk脆弱性データベースと照合
刷新されたレポーティング機能
新しいレポート機能には、データツールの実装によりパフォーマンスと信頼性が最適化されており、開発チームとセキュリティチームがデータに基づく意思決定を共同で行うために必要な可視性を提供する。
また、同社は、以下の2つの新しいプロフェッショナルサービスの提供を開始する。
- Snyk Accelerate:90日間のインストールとベストプラクティスのレビューにより、ユーザーが迅速にプロジェクトの立ち上げと推進をおこなうことができるようにサポートする
- Snyk Premium:サービス契約期間を通じて提供されるハイタッチなサービス
これらのプロフェッショナルサービスは、Snyk Trainingに追加される。
以上のSnyk最新技術については 12月1日に開催する「Snyk Launch 2022 - 新機能と最新製品情報の発表」にて詳しく説明される。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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