はじめに
本稿ではPower Automate for Desktopのアクションとして用意されている、ファイルの圧縮・解凍をするサンプルを作成します。
大きな容量を持つファイルを、圧縮を使用して容量を小さくすると、記憶領域の節約や、通信での伝送時間短縮・負荷軽減することができます。Power Automate for Desktopでは、最初から圧縮アクショングループに[ZIPファイル]アクションと[ファイルの解凍]が用意されていてフローの中で使用できます。
以下では、フローを実行して設定ファイルで指定したフォルダーの内容を一つのzip形式の圧縮ファイルを作成して、それを別の場所に解凍するサンプルを作成します。
事前準備
ドキュメントフォルダーに「圧縮」というフォルダーを作成します。サンプルフローではこのフォルダーの中でファイルの圧縮・解凍を実行します。
この中のサブフォルダー(サンプルでは「フォルダー1」という名前にしています)を作成します。このサブフォルダーに任意に圧縮対象ファイルを複数配置しておきます。さらなるサブフォルダーがあっても構いません。