Giuliano Bellini氏をはじめとする、ネットワークトラフィックをGUIでリアルタイム表示できるオープンソースのネットワーク監視ツールSniffnetの開発チームは、最新バージョンとなる「Sniffnet 1.2.0」を5月18日(現地時間)にリリースした。
Sniffnetは、PCのネットワークアダプタを選択可能で、インターネットトラフィックに関する全体的な統計や、トラフィック強度のリアルタイムでのグラフ表示や、リモートホストの情報取得、あらかじめ指定したネットワークイベント発生時の通知、ネットワーク接続の詳細情報を含むレポート保存などに対応している。
今回、リリースされた「Sniffnet 1.2.0」では、新機能として逆引きDNSルックアップ機能や、特定のIPアドレスを管理するエンティティを見つけるためのASNルックアップ機能が追加され、IPアドレスの表示だけでなく、ホスト名やネットワークプロバイダを利用した、より迅速かつ有意なトラフィックの解釈をできるようになった。
さらに、IPアドレスによって識別される個々の接続について、完全なリストを報告するページが新たに追加され、さまざまなパラメータでフィルタリングやソートが可能となっている。また、データリンク層のMACアドレスや、逆引きDNSルックアップから取得した完全なドメイン名を含むより詳細な情報を、ワンクリックで取得できるようになった。
そのほか、ローカルネットワーク内のアドレス識別や、ブロードキャストトラフィック認識の完全なサポートといった機能追加、WindowsやmacOSでの起動時にターミナルウィンドウを表示しないようにする、画像のSVGへの置き換えといった機能改善が行われるとともに、パケットが受信されなかった場合でも、「TAB」キーを押すとページが切り替えられてしまう問題が修正されている。
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です