ジャストシステム、ノーコードクラウドデータベース「JUST.DB」最新バージョンを7月11日に提供開始

　ジャストシステムは、民間企業から自治体まで業種や職種を問わずプログラミングなどの技術的な知識がなくても業務システムを構築できる、ノーコードクラウドデータベース「JUST.DB」最新バージョンの提供を、7月11日に開始する。

　「JUST.DB」は、完全ノーコードながら高い拡張性を実現したノーコードクラウドデータベースで、今回のバージョンアップでは数多くの標準機能と、複雑な業務フローも自由にカスタマイズ可能な「データフローデザイナー」の自動化処理を強化した。

　「データフローデザイナー」の強化では、社内のフォルダに保存されたさまざまな帳票形式のExcelやCSV形式のファイルを、自動的にデータベースへ取り込めるようになり、複数ファイルを手動で集約する手間を削減し、データの活用や分析をすぐに始められるようになっている。さらに、「JUST.DB」から社内のフォルダに帳票形式のExcelデータを保存したり、メールに添付して自動送信したりする機能が新たに搭載され、社内関係者や関連部署への定期的な報告やレポート作成を自動化できる。

　標準機能の強化としては、入力フォームの値に応じた高度なチェック機能が搭載され、「出荷日」が「受注日」よりも以前に設定されている場合に指摘するなど、業務ごとのロジックを反映したチェックが可能になった。また、1つ目のドロップダウンリストの選択項目によって、次の選択肢が連動する機能を搭載し、社内で異なる部署や多くのユーザーが使うシステムでも、ミスやストレスのないデータ入力を促進している。

　さらに、7月11日からは自治体のLGWAN（総合行政ネットワーク）に対応し、庁内の申請書類や職員の報告書といったLGWAN接続端末で取り扱うさまざまなデータの集約から報告にかかる業務を効率化し、自治体業務のDXを実現する。

　税別の利用料金は、1同時ログインユーザーにつき月額15000円で、同時ログインライセンスによって全社利用でも導入・運用コストの大幅な削減が可能となっている。