AIコーディング支援サービス「Amazon CodeWhisperer」が登場
Python、Java、JavaScript、TypeScriptなど10言語に対応するAmazon CodeWhispererの一般提供が発表されました。
Amazon CodeWhispererは、VSCodeなど複数の統合開発環境(IDE)で、単一行または関数単位でのコード提案をリアルタイムで生成するAIコーディング支援ツールです。
以下のように、コードコメントを入力すると、推奨のコードを複数パターン生成してくれます。
何十億行ものコードを学習しているため、各言語のライブラリなども使った推奨パターンを提示してくれ、非常に開発効率を高めることができます。
また、Amazon CodeWhispererは、セキュリティやガバナンスの機能も搭載しています。
セキュリティスキャンを自動で実施できるようになっており、OWASP(Open Worldwide Application Security Project)Top 10に含まれるものや、暗号化のベストプラクティスを満たさないものなど、検出の困難な脆弱性を特定し修正案まで提示してくれます。
また、偏りや不公平といったバイアスを生む可能性のあるコード提案を除外してくれます。さらに、ライセンスが必要な可能性のあるオープンソースのコードに似たコード提案を除外したりフラグを立てもできるようになっています。
AIが生成したコードを利用することは、ガバナンス面の懸念があると思いますが、Amazon CodeWhispererは安心して利用できるサービスとなっています。