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これだけは押さえておきたい! AWSサービス最新アップデート

AWSが生成系AIに本格参入! Amazon BedrockなどAWSのAI関連の最新アップデート情報

第11回 Amazon Bedrock、Amazon Titan、生成系AI用新インスタンス、Amazon CodeWhisperer、Jupyter拡張機能

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AIコーディング支援サービス「Amazon CodeWhisperer」が登場

 Python、Java、JavaScript、TypeScriptなど10言語に対応するAmazon CodeWhispererの一般提供が発表されました。

 Amazon CodeWhispererは、VSCodeなど複数の統合開発環境(IDE)で、単一行または関数単位でのコード提案をリアルタイムで生成するAIコーディング支援ツールです。

 以下のように、コードコメントを入力すると、推奨のコードを複数パターン生成してくれます。

CodeWhispererでの自動生成
CodeWhispererでの自動生成

 何十億行ものコードを学習しているため、各言語のライブラリなども使った推奨パターンを提示してくれ、非常に開発効率を高めることができます。

 また、Amazon CodeWhispererは、セキュリティやガバナンスの機能も搭載しています。

 セキュリティスキャンを自動で実施できるようになっており、OWASP(Open Worldwide Application Security Project)Top 10に含まれるものや、暗号化のベストプラクティスを満たさないものなど、検出の困難な脆弱性を特定し修正案まで提示してくれます。

 また、偏りや不公平といったバイアスを生む可能性のあるコード提案を除外してくれます。さらに、ライセンスが必要な可能性のあるオープンソースのコードに似たコード提案を除外したりフラグを立てもできるようになっています。

 AIが生成したコードを利用することは、ガバナンス面の懸念があると思いますが、Amazon CodeWhispererは安心して利用できるサービスとなっています。

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生成系AIに関するJupyter拡張機能のご紹介

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この記事の著者

石田 浩晃(株式会社NTTデータ)(イシダ ヒロアキ)

 NTTデータ入社以来、金融機関様向けのシステム開発に従事。現在では、金融機関様向けに、クラウドサービスを活用したAIサービスの企画開発やデータ利活用支援といったプロジェクトに携わる。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/18034 2023/07/19 11:00

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