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mutableについて再び
ここで、保留になっていたmutableを引っ張り出しましょう。これを説明する前に、キャプチャ句によるキャプチャされた変数についての重要な性質があります。これは、コピーキャプチャされた外部変数でも、ラムダ式内で変更できない、ということです。コピーしたのに? と思いますよね。先ほどのリスト(クロージャクラスのイメージ)を見てください。関数がconstで修飾されています。つまり、この関数は外から来る変数を書き換えることができない、ということです。これは既定の動作で、これを以下のリストで確かめましょう。
int i = 100;
auto func_copy = [i]() { i++; return i; }; // i++は不可。コンパイルエラー
cout << func_copy() << endl;
書き換えたい場合にはmutableをラムダ式に付与します。
int j = 100;
auto func_copy_mutable = [j]() mutable { j++; return j; }; // OK
cout << func_copy_mutable() << endl; // 実行結果:101
なお、参照キャプチャの場合は、mutableの指定の有無にかかわらず参照先が変更できます。
まとめ
今回は、無名関数とも呼ばれるラムダ式を紹介しました。関数ポインタとおさらばできるだけでなく、キャプチャという便利な機能を活用できることをお伝えできたのではないかと思います。
次回は、C++でも使えるようになったモダンな言語仕様をピックアップして紹介します。
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- この記事の著者
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WINGSプロジェクト 山内 直(WINGSプロジェクト ヤマウチ ナオ)
<WINGSプロジェクトについて>有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。 2026年時点での登録メンバは約50名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書、記事多数。 RSS X: @WingsPro_info(公式)、@WingsPro_info/wings(メンバーリスト) Facebook <個人紹介>WINGSプロジェクト所属のテクニカルライター。出版社を経てフリーランスとして独立。ライター、エディター、デベロッパー、講師業に従事。屋号は「たまデジ。」。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)
静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるLaravel実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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