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![]() 柳井です。 兼松左知子の「閉じられた履歴書 新宿・性を売る女たちの30年」を読みました。赤線廃止前後ぐらいの新宿で、婦人相談員をしていた方が書いた本です。 この本を読んで思ったのは、人権意識や倫理観は、近代以降目まぐるしく変わっているのだなということです。 この本に書かれていることは、時代背景的にはほんの20~30年前のことです。そして、著者の人権意識は現代の人に近いです。しかし、その当時の人にはなかなか分かってもらえず、苦労したことが書かれていました。その時代には、まだそういった意識があまりなかったからです。 こういった本を読むと、「今の常識」で物事を判断することの危険さを考えさせられます。たとえば太平洋戦争も、今から見れば破滅に向かう行為ですが、当時の常識の行き着く先でした。 仕事でも、「今の常識」が将来にわたって正しいものかどうか、絶えず意識しておく必要があると思います。 |
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