ベリサーブは4月9日、ウェブアクセシビリティ評価ツール「WAIV2(ウェイヴ・ツー)」の提供を開始した。ウェブアクセシビリティは、高齢者や障害者を含むすべてのユーザーが年齢や身体的制約、利用環境などに影響されずアクセスし、利用できるコンテンツや機能を実現することを目指す。
「WAIV」は、ウェブサイトのアクセシビリティ対応度を点数化し、問題点や修正ポイントを自動で分析する評価ツール。「テキストが画像化されていて読むことができない」「キーボードのみでの操作が想定されておらず、予約ができない」といったアクセシビリティの問題を評価し、レポートを作成する。
レポートでは、問題点と合わせて具体的な修正方法が提案される。これにより、ウェブ開発者やデザイナーはウェブサイトを素早く修正し、ウェブアクセシビリティを向上させることが可能。
今回提供が開始された「WAIV2」は、U'eyes Designが開発する「WAIV」を大幅にアップデートした製品で、ベリサーブとU'eyes Designが協働で開発した。「WAIV2」は、JIS規格「JIS X 8341-3:2016」に対応するほか、国際基準WCAG(Web Content Accessibility Guidelines)の新バージョン2.1および2.2で、新たに追加された達成基準の一部を自動で評価できる機能が追加されている。
また、本製品では「サイト一括評価」「評価結果集計機能」「制限付きサイト評価機能」など、多様な機能も搭載している。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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