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これだけは押さえておきたい! AWSサービス最新アップデート

可用性とセキュリティレベルを向上! ALBとAWS WAFの最新アップデートを紹介

第22回 Application Load Balancer、AWS WAF

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ALBの最新アップデート

ALBがAWS WAFとワンクリックで統合可能に

 ALBがAWS WAFとワンクリックで統合できるようになりました。

 本記事で触れたように、 可用性、セキュリティ観点からALBとAWS WAFは併せて利用されることが多いサービス群です。これまでは、ALBとAWS WAFをそれぞれのAWSサービスの画面から設定し、設定を紐づけるような操作が必要でした。

 今回のアップデートにて、ALBを構築する画面より、AWS WAFを簡易に設定することができるようになりました。

 ALBの設定画面に、以下のようにAWS WAFの設定画面が統合されています。

 なお、ALBの画面から構築できるAWS WAFのパラメータは少ないので、AWS WAFのパラメータを細かく設定する場合は、構築後にAWS WAFのサービス画面よりチューニングが必要です。

ALBにて、AWSマネジメントコンソールでのリソースマップをサポート開始

 ALBにて、AWSマネジメントコンソールでのリソースマップのサポートが開始されました。

 皆さんは、ALBの関連設定を確認する際に困ったことはないでしょうか。

 ALBがターゲット(ALBのバックエンドのサーバ群)にリクエストをルーティングする際の設定概念として、リスナー、リスナールール、ターゲットグループ、ターゲットが存在します。

 これらの設定は、ALBに対して1対多になることもあり、また設定値によっては閲覧するページが異なるため、一連の設定を確認するために複数の画面遷移を行う必要がありました。

 今回のアップデートで、それらの関連設定の紐付けを可視化し、1つのページで閲覧できるようになりました。

 上記の例のように、ターゲットのヘルスチェック合格状況も確認できるため、ターゲットの正常性も容易に確認することができます。

 また、「異常なターゲットマップ」というタブをクリックすることで、異常と見なされているターゲットに絞った可視化も可能です。

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AWS WAFの最新アップデート

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この記事の著者

橋原 朋央(株式会社NTTデータ)(ハシハラ トモヒロ)

 2017年にNTTデータに入社。 入社以来、小売・流通業界や金融業界に対して、パブリッククラウドを活用したシステム構築、運用に携わる。 興味のある領域は、コンテナ、CICD、IaC(Infrastructure as Code)等。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/19439 2024/05/17 11:00

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