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開発生産性を向上させるDockerエコシステムの魅力──新プロダクトや生成AI機能を次々発表

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Dockerを使いこなすためのベストプラクティス

 Docker ScoutやDocker Build Cloudのようなさまざまな製品や機能を追加し、エコシステムの充実を図っているDocker。その一方で、Dockerを単なる仮想化技術の代替手段、本番環境でのイメージの実行手段、CI/CDでのビルド手段としかみていない人もまだまだ多い。だが、Dockerをソフトウェア開発に使用すると、環境の設定や準備を容易にし、それにかかっていた時間を大幅に削減することができるのだ。

 それを可能にするには、ソフトウェア開発プロセスのできるだけ早い段階からDocker Desktopを活用することだという。「ベストプラクティスの一つは、コードをただパッケージ化して移動することではなく、ソフトウェアをローカルで開発、テストする方法の一つとしてDockerを使うことです。コードを開発するために使用している実行環境と、本番で使用する環境との違いをなくすことができるからです」(キーン氏)

 また、Dockerはソフトウェアの品質向上にも寄与する。Testcontainersというテストライブラリが提供されており、これを使うことで、「どんなツールでも、受入テストや統合テストを行うことができる」とキーン氏は説明する。

 Docker Desktopをはじめ、上記で紹介したDocker製品を活用することで、開発者のストレスを軽減し、本当にやるべきことに時間を費やせるようになる。またローカルで開発環境を再現できるため、開発しているソフトウェアが本番環境でどのように動作するか、信頼性の高いレベルでテストもできるようになるというわけだ。

Dockerはコンテナーアプリケーション開発に必要なものをすべて提供

 Docker活用の事例としてキーン氏が紹介したのが、オランダに本社を置く北欧家具量販店のIKEAである。同社ではMLOpsソリューションの構築にDockerを活用している。「ML(機械学習)モデルの開発から運用環境に移行するまでのプロセスは非常に複雑です。それをDockerでパッケージ化して単純化しました。複雑な作業から解放され、簡単にスケールできるようになるなど、より速く、シンプルに、安全に作業を進められるようになりました」(キーン氏)

 Docker社では、今後も開発プロセスを加速し、開発者がより効率的に作業できる環境を提供していくという。生成AIを利用したアプリケーション開発に必要なソフトウェアをDockerコンテナーとしてまとめて提供する「GenAI Stack」の提供はその代表例と言えるだろう。「GenAI Stackは現在、一部ユーザーに向けて早期アクセス版を公開している。一般公開できるよう取り組んでいる」とキーン氏。さらにDocker社では、AI/MLを活用して、どのようにDocker製品の機能を向上していけるかを探求している。

 Dockerを利用することで、コンテナープリケーション開発に必要なすべてのもの手に入れることができる。

 「Docker Businessなどで提供されているDocker Desktopはオールインワンの製品。Docker ScoutやDocker Composeも同梱されているので、個別にインストールする必要はありません。しかもWindows、Mac、Linuxなど異なるOS上でも、簡単に同じDocker環境を構築できる。ですが、このような点はまだまだ知られていないので、啓蒙していきたいですね」と田淵氏は意気込みを語る。

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この記事の著者

中村 仁美(ナカムラ ヒトミ)

 大阪府出身。教育大学卒。大学時代は臨床心理学を専攻。大手化学メーカー、日経BP社、ITに特化したコンテンツサービス&プロモーション会社を経て、2002年、フリーランス編集&ライターとして独立。現在はIT、キャリアというテーマを中心に活動中。IT記者会所属。趣味は読書、ドライブ、城探訪(日本の城)。...

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