ギブリー、カスタマサービス業務へ生成AIを手軽に導入できるようにする「DECA AIウィジェット」の提供を開始

　ギブリーは、同社の提供する生成AIの法人活用推進およびマーケティングDX支援サービス「DECA（デカ）」において、ブラウザ拡張型の生成AIアシスタントツール「DECA AIウィジェット」の提供を9月11日に開始した。

　今回、提供が開始された「DECA AIウィジェット」は、コンタクトセンターおよびカスタマサービスのオペレーションに最適化された、ブラウザ拡張型のAIアシスタントツール。

　既存システムを切り替えることなく直ちに導入可能で、ウィンドウやタブを切り替えることなく現場でもスピーディーに利用できる。社内ナレッジとの連携によって、オペレータ1人ひとりの専属AIスーパーバイザーとして、専門的な質問への回答から文章添削まで高精度に業務をサポートし、カスタマサービス業務に生成AIを手軽に取り入れられ、生産性を大幅に引き上げる。

　おもな機能としては、入力したキーワードから社内データを検索する「ナレッジ検索」、アップロードしたファイルからナレッジ（QA）を自動生成する「ナレッジ生成」、受信したメールやチャットの返信文をワンクリックで自動生成する「返信文作成」、作成した文章の誤字脱字を自動で修正する「誤字脱字チェック」、作成した文章のスタイルを「丁寧に」「明るく」といった指示に合わせて調整する「文章のスタイル調整」、選択した文章をその場でAIが要約する「要約」、選択した文章をその場でAIが翻訳する「翻訳」などを備えている。

　具体的な利用としては、顧客からの電話対応において問い合わせ内容に関連したナレッジを、ウィンドウやタブを切り替えることなく、その場で検索可能になる。

　顧客からのメール／チャット対応では、問い合わせ内容に関連したナレッジに基づいて、返信文を自動で作成してくれる。

　また、顧客からのメール／チャット対応における、返信文の誤字脱字をワンクリックで修正してくれるので、対応品質を平準化できる。

　そのほか、エスカレーション対応時にこれまでの顧客対応履歴を自動で要約することによって、担当者間の引き継ぎがスムーズになる。