米Amazon Web Servicesは、データウェアハウスサービス「Amazon Redshift」で、SQL文の識別を容易にするハッシュ値を10月10日(現地時間)に導入した。この機能は、全世界のリージョンで利用できる。
Amazon Redshiftでは、発行するSQL文すべてにIDを割り振って、SQL文の種類や実行にかかった時間などを「SYS_QUERY_HISTORY」テーブルに記録している。今回の機能拡張により、このテーブルに「user_query_hash」と「generic_query_hash」の2つの列が加わる。
user_query_hashはSQL文全体から算出したハッシュ値を、eneric_query_hashはSQL文から定数を抜いたものから算出したハッシュ値を格納する。これら2つの列が加わることで、同じことを繰り返しているSQL文を識別しやすくなる。同じような処理を繰り返すSQL文を大量に発行していることを確認できたら、プログラムの修正でSQL文の発行回数を減らすなどの対策を打ちやすくなる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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