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Developers X Summit 2024 セッションレポート(AD)

エンタープライズアジャイル、成功の鍵は?──問題領域の俯瞰と自社に適した解決策の発見

【Session5】エンタープライズアジャイルの課題と解決へのアプローチ〜問題領域を俯瞰する視点と、自社に適した取り組み発見のヒント

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アジャイルを推進していくためのポイント

 それではどうしたらいいか。よく海外文献では「チームに権限を与えればいい」という解決策が提案されることがあるが、鈴木氏は「日本ではなかなかそうはいかない。既存事業や資産を最大限活用するなら、既存組織にもリスペクトが必要です。組織を変える必要はありますが、破壊してはいけません」と指摘、次の4点を提案する。

アジャイルのリズムを決める

 アジャイルのリズムを経営のリズムに合わせる。例えば四半期で成果が見えるように開発することが大事になる。具体例としては、業務調整を含む新機能のリリースサイクルは四半期ごとにし、既存機能の改善や追加は月次、ちょっとした修正などの保守は週次、緊急の障害対応は随時という具合のサイクルにする。

サービスデザインに取り組む

 DXは顧客価値に注目することが大事だ。つい機能や仕様に目が向きがちだが、顧客や従業員に提供する価値に目を向けて、どのように実現するのかが本筋だ。そのため鈴木氏は「顧客体験と業務とIT機能を同時に語る」ことの重要性を強調する。モデル化することで実現性の確認をして、モデルを全ての部門で共有していくことを実践するのが大事になる。

DevOpsをちゃんとやる

 DevOpsはインフラと運用のセルフサービス化であり、開発者と運用部門・インフラ部門の間をシームレスにつなげるものだ。開発者が運用部門に申請することなく、インフラ構築や運用ができるようになりスピードにつながる。開発と運用がうまく連携できていれば自動化ツールの整備も進む。

プラットフォームを整える

 マイクロサービスなどモダンな手法を使うにはプラットフォームが必要になるため、新たな標準化の形を整えていく必要がある。部門ごとに個別にクラウド導入していてルールがばらばらであれば、新しい標準化の形にプラットフォームを整えていく必要がある。このプラットフォームは基幹システムとの連携の中継地点となり、基幹システムの機能切り出しなど段階的にモダナイズするための場所にもなる。

 これまで述べてきた問題領域と、それに対する解決策については、Graatではエンタープライズアジャイルの問題領域として、組織レベルのアジャイルを実現するモデルを提唱している。

問題領域と解決策
問題領域と解決策

 最後に鈴木氏は、「チームを取り巻く課題を解決するには、チームだけの問題にするのではなく、組織がちゃんと取り組むべきです。組織として課題解決しようとアプローチするようになると、いろんなことが社内で回るようになります」と述べた。意思決定サイクルから成果評価まで、組織レベルで多くの課題が存在する中、既存組織へのリスペクトを保ちながら、どのように変革を進めていくのか。その具体的な道筋を示した本セッションは、多くの参加者にとって示唆に富むものとなった。

組織レベルのアジャイルの実現に悩んでいる方におすすめ!

 Graatが考える【エンタープライズアジャイルの問題領域】に対応する各種ワークショッププログラムの提供や、お客さまのニーズに応じたコンサルティングサービスを行っています。

 本記事を読んで興味を持たれた方は、ぜひGraat公式サイトからお問い合わせください。

 さまざまな課題の対応事例などをご紹介するウェビナーや、各種ワークショップの体験版なども定期的に開催しています! 最新情報はGraat公式サイトよりご確認ください。

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この記事の著者

加山 恵美(カヤマ エミ)

フリーランスライター。茨城大学理学部卒。金融機関のシステム子会社でシステムエンジニアを経験した後にIT系のライターとして独立。エンジニア視点で記事を提供していきたい。EnterpriseZine/DB Onlineの取材・記事や、EnterpriseZine/Security Onlineキュレーターも担当しています。Webサイト:http://emiekayama.net

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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)

CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。

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山出 高士(ヤマデ タカシ)

雑誌や広告写真で活動。東京書籍刊「くらべるシリーズ」でも写真を担当。

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