米Amazon Web Servicesは、詳細なパフォーマンスメトリクスとログを提供することで、コンテナの問題をより迅速に検出・修正できるようにする「Amazon CloudWatch Container Insights」が、「Amazon Elastic Container Services(Amazon ECS)」で実行されているコンテナワークロードの監視に利用可能になったことを、12月1日(現地時間)に発表した。
Amazon ECSで実行されているコンテナワークロードの監視にContainer Insightsを使用することによって、アプリケーション全体の平均検出時間(MTTD)と平均修復時間(MTTR)を短縮し、ユーザーエクスペリエンスに悪影響を与える可能性のある問題を防げる。
Container Insightsは、可観測性の強化によってCloudWatchとAmazon ECSにおけるタスクレベルとコンテナレベル、両方でCPUの使用率といった詳細なパフォーマンスメトリクスを自動的に収集して、視覚的なドリルダウンを提供し、簡単に根本原因を分析できるようになっている。
この機能強化にともない、以下のようなユースケースでの活用が可能になった。
- 詳細なリソース使用パターンを表示してテレメトリデータを相関させることで、根本原因を迅速に特定
- AWSのベストプラクティスに基づいて厳選されたダッシュボードを使用した、ECSリソースの積極的な管理
- 最近のデプロイメントとデプロイメント失敗の根本原因を追跡し、インフラストラクチャの異常と照合することで、より迅速な問題検出とロールバックを実現
- 手動設定なしでの、複数アカウントのリソースの簡単な監視、およびクロスアカウントサポートによる単一の監視パネルでの運用上のオーバーヘッド削減
- Application SignalsやCloudWatch Logsといった、他のCloudWatchサービスとの統合によるインフラストラクチャと実行中サービスの関連付け、および影響を受けるサービスを特定するためのシームレスなエクスペリエンスの提供
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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