はじめに
こんにちは、都内でソフトウェアエンジニアとして働いている藤澤です。
本連載「GitHub Actionsをはじめよう」 では、全4回にわたってGitHub Actionsの基本を解説します。わかりやすくまとめていきますので、ぜひ最後までお付き合いください。第1回となる本記事では、GitHub Actionsに触れていきます。第2回ではより詳細なGitHub Actionsの機能の紹介、第3回ではアクションの作成をします。最終回ではCI/CDに取り組みやすくするためのポイントを紹介します。
対象読者
本連載は以下の方におすすめです。
- GitHub Actionsを使ったことはないが使ってみたい方
- GitHub Actionsを学び直したい方
- Git、GitHubの基本的な利用方法を理解されている方
なお、本連載では以下の内容は取り扱いません。
- GitHubのアカウント作成やGitでのpushやpullの方法など、GitやGitHubの基本的な使い方の説明
- GitHub Actions以外のCI/CDツールの説明
- GitHub Actionsの高度な機能の説明
- 個別システムに最適なCI/CD環境の説明
本記事の情報について
本連載に掲載している内容は、2025年2月現在の情報を元にしております。実際に利用する際は公式ドキュメントをご確認ください。
GitHub Actionsとは
GitHub Actions公式ドキュメントの「GitHub Actions を理解する」では以下の通り説明されています。
GitHub Actions は、ビルド、テスト、デプロイのパイプラインを自動化できる継続的インテグレーションと継続的デリバリー (CI/CD) のプラットフォームです。 リポジトリに対するすべての pull request をビルドしてテストしたり、マージされた pull request を運用環境にデプロイしたりするワークフローを作成できます。
GitHub ActionsはCI/CDのプラットフォームです。ワークフローと呼ばれる構成を作ることで、特定のタイミングで自動的に処理をさせることができます。実業務を想定すると、例えば以下のことができます。
- ブランチをGitHubにpushしたら静的解析と自動テストを実行し、失敗したらSlackに通知する
- developブランチにマージされたら、develop環境にデプロイする
- プルリクエストを作成したときに、ラベルを付与する
あくまでもGitHub Actionsはプラットフォームです。具体的に何をするのか、という点に関しては、我々開発者の工夫次第でさまざまなことが可能です。