米GitHubは、2024年に3900万件のシークレットの漏えいがあったことを受けて、セキュリティ機能の強化を発表した。
GitHubはプッシュ保護によって毎分数件のシークレットをブロックしているが、2024年だけでGitHub全体で3900万件以上のシークレットが漏えいした。
これを受けて、今回、公開されたシークレットを定期的にチェックできる新しい機能「point-in-time scan」がリリースされた。組織をスキャンして、シークレットの漏えい状況やトークンの種類に関する総合的な分析情報を取得できる。この機能は現在パブリックプレビュー版で、GitHub TeamプランおよびEnterpriseプランのユーザーが試すことが可能。
また、GitHubのセキュリティ機能群「GitHub Advanced Security」をGitHub Enterpriseのユーザー向けに提供開始した。すでにGitHub Advanced Securityを利用しているEnterpriseプランユーザーは、更新時に移行できる。
さらに、GitHub Teamプランのユーザーが、「Secret Protection」と「Code Security」の機能をスタンドアロン製品として購入することも可能になった。これにより、小規模な開発チームもEnterpriseプランにアップグレードせずに、セキュリティ製品を手頃な価格で導入できるようになる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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