情報処理推進機構(IPA)は、日本企業におけるDXの現状や実態を把握すべく、2024年1月1日〜12月31日の期間に企業が提出した1349件のDX推進指標自己診断結果を分析した「DX推進指標 自己診断結果 分析レポート(2024年版)」を、5月7日に発表した。
同レポートによれば、DX推進の成熟度は「レベル0〜2未満」に偏っており、レベル4以上の企業は全体の1%に留まっている。レベル3以上である「全社戦略に基づく実施」がなされている企業は少なく、多くの企業のDX推進は 「一部での散発的実施」に留まっていることが明らかになった。

全指標では現在値が1.67、目標値が3.34で、その差は1.67に達しており、経営視点指標およびIT視点指標でもほぼ同様の差があることから、企業が目標を達成するためには「DXのための経営の仕組み」と「その基盤としてのITシステムの構築」を両輪として、目標策定とアクションを実行する必要がある。

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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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