PHONE APPLIは、従業員数1000名以上で、ハイブリッドワークかつフリーアドレスまたはフリーアドレスと固定席の混合を導入している企業に勤務する会社員を対象に実施した、「フリーアドレス環境における組織コミュニケーション実態調査」の結果を5月20日に発表した。同調査は、3月6日〜10日の期間に行われ、107名から有効回答を得ている。
調査対象者に、仕事中によく遭遇する状況を尋ねたところ(複数回答)、「急な相談がしづらい」(42.1%)がもっとも多く、「スケジュール調整に手間取る」(39.3%)がそれに続いた。

フリーアドレス・ハイブリッドワーク環境において、特に課題だと感じることを尋ねた質問(複数回答)では、「意見交換や相談がスムーズにできない」(32.7%)が最多となり、「誰がどこにいるか」「話しかけてよいタイミングがわからない」といったフリーアドレス特有の情報の不透明さが、コミュニケーションの壁となっていることが明らかになっている。

コミュニケーションを活性化して、チームの一体感を高めるために、重要だと思う仕組みとしては(複数回答)、「相手の状況を理解した上で適切に連絡できる仕組み」(35.5%)を挙げる回答がもっとも多く、「チーム全体の成果や目標進捗を共有・称賛できる場」(23.4%)、「社員のスキルや専門性を検索できるシステム」(22.4%)といった回答もみられた。

この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です