DevRelの未来、そして日本の課題とは
戸倉さん:これからますます重要になるのは「人と人とのつながり」です。コロナ禍を経験した私たちだからこそ技術進化、オープンソースの広がりによって、志を同じくする人が社会を変えられる環境が整いました。DevRelは「贈り物」のようなもので、人と人が技術を通じて向き合うことで前向きな変化を生み出す。その発展が私の願いです。
小島さん:協会では各コミュニティの事例をフレームワーク化して共有することを目指しています。また、デベロッパーの定義はローコード/ノーコードやシビックテック、さらにAIの普及で広がり、「AIを使いこなせる人」もデベロッパーと呼べる時代になった。今後は新しいタイプのデベロッパーとも関係を築く必要があり、DevRel自体も変革していく時代になっていると思います。
中津川さん:厳しい話をすると、日本の「デジタル赤字」はどんどん拡大しています。クラウドやAIは海外サービスばかりが使われ、日本発の開発者向けサービスは減少しています。そのため「日本でDevRelをやるなら外資企業に所属すべきでは」という状況です。
一方で、個人開発はノーコードやAIの普及で急成長し、マーケティングの重要性が高まっています。Honoの和田裕介さんのように、個人が世界的なフレームワークを生み出す事例も出てきています。個人のエンパワーメントに、大きな希望を感じています。
DevRelKaigi 2025が10/3~5に開催!
DevRelに関する国際カンファレンス「DevRelKaigi 2025」を、10月2日(木)ワークショップデー、10月3日(金) ビジネス&マーケティングデー、10月4日(土) デベロッパー&コミュニティデーの3日間イベントとして開催します。
DevRelKaigi 2025では戸倉さんも登壇予定。今回の議論でも出てきた「AIとの向き合い方」についても触れていただく予定です。現在チケット発売中ですので、興味がある方はぜひご確認ください。
