※ 本記事に記載の情報は、講演当時の内容です。現在とはサービス内容などが異なる場合があります。
30年の資産をSaaSへ、データ連携の「次」を担うHULFT Square
セゾンテクノロジーは1970年 9月に設立(当時の商号は株式会社西武情報センター)。1992年4月に株式会社セゾン情報システムズへ、2024年4月に現在の株式会社セゾンテクノロジーへと商号を変更した。金融や流通業界などのシステム構築を請け負うSI事業と、「HULFT(ハルフト)」やDataSpiderなどのプロダクトを提供するHULFT事業の2つの事業を展開してきたITサービスプロバイダである。
主要プロダクトの一つである「HULFT」はシステム間連携、ファイル連携用のミドルウェア。HULFTは販売開始してから30年が経過し、今では銀行や自動車メーカーなどで業界のデファクトスタンダードとして活用されている。長年、ファイル連携やデータ連携の知見を積み重ねてきたことで、昨今はその積み重ねた知見を生かして、「お客さまのDXの実現をサポートする事業を展開している」と畑氏は話す。
現在はHULFTの他、ノンコードによるデータ連携ツール「DataSpider Servista」、散在するメタデータを収集・整理・カタログ化する「HULFT DataCatalog」などの主要プロダクトを提供している。それらのデータ連携技術で培った基盤と知見を活かし、昨年リリースされたのが「HULFT Square」だ。
HULFT SquareはSaaSやオンプレミス、マルチクラウドに分散して管理されるさまざまなデータを一元的に管理・連携し、ビジネスに素早く生かすことができるデータ連携プラットフォームである。
それを可能にしているのが、HULFT SquareのHULFTの転送機能である。「1年以上かけて連携に必要なHULFTの機能のみを実装し、リリースした。どう拡張して、どのようにお客さまに展開していったのかを解説したい」と畑氏は語る。


